信託報酬引下げ!運用実績と実質コスト比較『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』

2018年7月3日火曜日

先進国株式

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信託報酬率の引き下げが発表された『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』の運用実績と実質コストを比較してみました。

信託報酬率の引き下げ

「<購入・換金手数料なし>」シリーズと「eMAXIS Slim」シリーズの信託報酬率の引下げ

・ニッセイアセットマネジメント「<購入・換金手数料なし>シリーズ6ファンドの 信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について」(PDF)

・三菱UFJ国際投信「業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim』信託報酬率の引き下げを実施」(PDF)。

金融庁が「つみたてNISA対象商品届出一覧」公表 各指数で信託報酬が最安値の投資信託は?

eMAXIS Slim 先進国株式ほか特徴

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,323銘柄で構成されています(2018年5月末現在)。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
組入上位10ヵ国 2018年5月末月報より

今回、取り上げた投資信託は為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間は無期限です。

eMAXIS Slim 先進国株式ほか実質コスト

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの1万口当たりの費用明細
第1期と第4期の交付運用報告書より
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は決算期間が1年より長いことに注意してください。

下の表は上記の1万口当たりの費用明細に、引き下げ後の信託報酬率(税込)を当てはめたものです。『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は信託報酬以外の各項目を1年相当に調整しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの実質コスト
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

実質コストの推計値は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』が0.197%程度に対し、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』が0.218%程度です。

『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のほうがわずかに低廉(0.021%前後の差)ですが、あくまで概算による推計値で正確な数字ではないことに留意してください。

投資信託の実質コストは毎年変動しているので、僅差であれば逆転もあり得ます。

eMAXIS Slim 先進国株式ほか運用実績

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用実績
2018年7月3日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

2018年1月30日に『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』が信託報酬率を大きく引き下げたこともあり(※)、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』が若干劣後しています。

※ 年率で税抜0.1890%(税込0.20412%) → 税抜0.1095%(税込0.11826%)

参考記事
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』信託報酬引き下げ後を含む実績をニッセイやたわら、楽天・全世界株式と比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』の信託報酬率が同水準に追いついてからの運用実績が楽しみです。

まとめ

ライバルより頭ひとつ抜けて低コストだった『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』ですが、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』も信託報酬率の大胆な引き下げを実施する予定です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は過去何度かベンチマークからのかい離が目立っていたことがあり、運用がやや安定していない印象もあります。

ニッセイアセットマネジメントには確定拠出年金向けの『DCニッセイ外国株式インデックス』の信託報酬率の引き下げも忘れずにお願いしたいです。でないと、せっかくの信託報酬率改定も嬉しさ半分です。






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