『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』楽天・全世界株式や先進国株式のライバル(たわら、ニッセイ)と実績比較・評価 人気ファンドの実力は?

2019年11月25日月曜日

先進国株式 全世界株式

t f B! P L
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』をライバルと比較・評価・解説

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)の運用実績を全世界株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドのライバルと比較してみました。

比較の対象は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)、『たわらノーロード 先進国株式』(アセマネOne)、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(ニッセイAM)です。





先進国株式および全世界株式インデックスファンドの特徴

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『たわらノーロード 先進国株式』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.10989%程度です。『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のみ純資産総額500億円以上1,000億円未満の部分は税込0.10439%に、1,000億円以上の部分は税込0.09889%に下がります。

ベンチマークの指数は先進国22国の大型株と中型株1,328銘柄を組み入れています(2019年10月末現在)。

MSCIコクサイ・インデックス 業種別構成比(情報技術、金融、ヘルスケア、資本財・サービス、一般消費財・サービスほか)と国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
MSCIコクサイ・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年10月末現在

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.222%程度です。

ベンチマークの指数は先進国と新興国を合わせた49ヵ国の大型株・中型株・小型株8,936銘柄を組み入れています(2019年10月末現在)。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス 業種別構成比(金融、テクノロジー、資本財、消費者サービス、消費財ほか)と国・地域別構成比(アメリカ、日本、イギリス、中国、カナダほか)
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年10月末現在

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は、すべて無期限です。


先進国株式および全世界株式インデックスファンドの運用実績

下のチャートは『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の過去2年間の基準価額(2017年11月27日~2019年11月25日)の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。米中貿易摩擦や景気後退懸念などにより株式市場は不安定になっています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと楽天・全世界株式インデックス・ファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年11月27日~2019年11月25日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

先進国株式インデックスファンドの競合も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年11月25日現在)。

下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年11月25日の数字です。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、たわらノーロード 先進国株式、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの騰落率
2019年11月25日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません


まとめ

先進国株式インデックスファンド同士では、より積極的に信託報酬率の引き下げを実施してきたファンドほど好成績です。

とはいえ先進国株式インデックスファンドの騰落率は僅差ですし、低コスト競争も限界に近づいているかもしれませんね。上記の3本なら、どれを選んでも運用成績に劇的な差はつかないものと思われます。

米国の一人勝ちもささやかれていた上記の期間では、米国の比率が高い先進国株式インデックスファンドが全世界株式インデックスファンドを上回る成績でした。

その一方で割高感の強い米国より、出遅れていた米国以外の地域のほうが今後の収益は期待できるのではないかという見方もあります。

・ブルームバーグ「米資産、株・債券・通貨が2020年にアンダーパフォームへ-モルガンS」(WEB)

・アセマネOne「出遅れセクター・地域の株価動向に注目」(PDF)

世界経済の成長の恩恵を受けるべく国際分散投資を重視するなら、全世界株式インデックスファンドも魅力的な選択肢でしょうね。




Home

楽天Koboお金は寝かせて増やしなさい【電子書籍】[ 水瀬ケンイチ ]

Amazon人生100年時代の年金戦略【電子書籍】[ 田村正之 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ

注目の記事

auカブコム証券 投信クレカ積立1%還元(月10万まで)SBI証券と比べた場合のメリット・デメリット/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績

3月8日に「金融商品取引業等に関する内閣府令」が一部改正されて、クレジットカード決済で投資信託を積み立てる際の上限金額が月5万円から10万円に拡大されることになりました。 新NISA口座を開設したauカブコム証券と旧NISAで投信の保有を続けているSBI証券の一般ク...

よく読まれている人気記事

QooQ