NASDAQ上場株式に投資する『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』、『米国NASDAQオープンBコース』、『NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信』(愛称:NASDAQ-100 ETF)の特徴と運用実績を、米国株式インデックスファンドと比較しながら、簡単にまとめてみました。
比較の対象は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『iFreeNEXT FANG+インデックス』です。
三菱UFJ NASDAQオープンほか特徴
『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』は、NASDAQに登録されている株式に投資し、キャピタルゲインの積極的な獲得をめざします。NASDAQ銘柄の中でも新技術・新製品開発力、すぐれたビジネスモデル、マーケティング力に着目し、長期的な成長が期待できる企業に投資します。
2018年5月末月報より |
『米国NASDAQオープンBコース』は、⽶国のNASDAQ上場株式を実質的な主要投資対象とします。
株式への投資にあたっては、成⻑性、収益性、安定性等を総合的に勘案して選択した銘柄に投資することを基本とします。
2018年5月末月報より |
『NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信』(愛称:NASDAQ-100 ETF)は「ナスダック100指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年5月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
実質的な投資対象である『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』は、米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,603銘柄を組み入れています(2018年4月末現在)。
2018年4月末現在(同年5月末月報より) |
『iFreeNEXT FANG+インデックス』は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざます。
同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています(2018年4月末現在)。
四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。信託期間は2028年1月28日までです。
2018年5月末月報より |
今回取り上げた投資信託は、原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は、『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』(2021年7月30日まで)と『iFreeNEXT FANG+インデックス』(2028年1月28日まで)を除き、無期限です。
三菱UFJ NASDAQオープンほか費用
NEXT FUNDSの購入時手数料は上記+販売会社が定めた額 |
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なります。
『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』の購入時手数料は、SBI証券、楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。
『米国NASDAQオープンBコース』は、SBI証券でも楽天証券でも500万円未満の場合の場合、3.24%の購入時手数料がかかります。
楽天証券では、2018年7月2日約定分より積立取引での投資信託の買付手数料(消費税込)を約定日の翌営業日に全額ポイントバックするサービスを開始する予定です。
『NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信』は購入時に販売会社が定めた額の手数料のほかに基準価額に0.15%をかけた額を負担する必要があります。
『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』と『米国NASDAQオープンBコース』は銘柄を選別している分、運用管理費用(信託報酬)が高めですね。
三菱UFJ NASDAQオープンほか運用実績
2018年6月29日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(2017年9月29日設定)と『iFreeNEXT FANG+インデックス』(2018年1月31日設定)は設定から日が浅く、比較できる期間がまだ短いことに留意してください。
上記の期間では『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』、『米国NASDAQオープンBコース』、『NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信』は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』よりも好調な一方、『iFreeNEXT FANG+インデックス』に対しては劣後しています。
まとめ
ハイテク(IT)銘柄を中心にした『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』、『米国NASDAQオープンBコース』、『NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信』は過去の運用実績は好調です。次世代テクノロジーに関心があり、リスク許容度が高めなら『iFreeNEXT FANG+インデックス』という選択肢もあります。
ただし、いくら過去の実績が優秀でも将来の運用成績を保証するものではありません。ハイテク(IT)企業の業績は変動が大きい分、幅広い銘柄に分散した『楽天・全米株式インデックス・ファンド』に比べると、好不調の波が激しくなりがちかもしれませんね。
『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』(2021年7月30日まで)と『iFreeNEXT FANG+インデックス』(2028年1月28日まで)は信託期間が有限であることに注意してください。
・iFree S&P500等と比較『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』『米国NASDAQオープンBコース』『NASDAQ-100 ETF』
・iFree NYダウ等と比較『三菱UFJ NASDAQオープン Bコース』『米国NASDAQオープンBコース』『NASDAQ-100 ETF』
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