4月はTOPIXに連敗中？『ひふみプラス』をジェイリバイブやeMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）と比較-NISAで積立投資手帳

2018年4月（2日～27日）の騰落率は『eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）』の+4％に対し、『ひふみプラス』は+1.08％、『SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ』は-0.14％とアクティブ運用の投資信託の劣後が目立っていました。

「ひふみアカデミー 2018年5月」（YouTube）でも、ひふみ投信の4月の騰落率はTOPIX（配当込）に対し10年間で3勝7敗（2014年以降は0勝5敗）しているとのコメントがありました。

上記の投資信託の直近の運用実績を確認してみました。

ひふみプラスほか特徴は？

『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。

国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。外貨建資産は原則として為替ヘッジは行いません。

2018年4月末月報より

『SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選して投資します。

2018年5月11日付週報より

『eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）』は、東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象にした「東証株価指数（TOPIX）」の値動きに連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式インデックス（TOPIX）組入上位10業種と組入上位10銘柄

2018年4月末月報より

今回取り上げた投資信託の信託期限は、すべて無期限です。

ひふみプラスほか運用実績は？

ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ、eMAXIS Slim 国内株式インデックス（TOPIX）の成績比較表

2018年5月18日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

直近の過去1ヵ月の騰落率（2018年4月19日～同年5月18日）を見ると、『ひふみプラス』も『SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ』も『eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）』を上回っていて、ホッと一安心といった感じでしょうか。

『SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ』は、過去3ヵ月、過去6ヵ月では『ひふみプラス』を下回っています。特に過去3ヵ月の騰落率がさえず、『eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）』にも劣後しています。

5月途中の騰落率（2018年5月1日～18日）は下記の通りです。

『ひふみプラス』+3.48％

『SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ』+4.15％

『eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX）』+2.35％

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

『ひふみプラス』の信託報酬（年率）は純資産総額500億円までは税込1.0584％（税抜0.98％）、500億円を超える部分は税込0.9504％（税抜0.88％）、1,000億円を超える部分は税込0.8424％（税抜0.78％）です。

まとめ

「ひふみアカデミー 2018年5月」（YouTube）では、4月にひふみ投信が配当込のTOPIXに勝てない理由（4月の特徴）として、以下の3つを挙げていました。

1．決算待ちの様子見が起きやすい

2．成長株が評価されず割安株や株価不振株が上がりやすい

3．外国人投資家の売買の転換点となることが多く先物が利用されるため、個別株の評価が置き去りにされがち

株価のピークアウトがささやかれていて、アクティブ運用の投資信託の先行きも不安がないとは言えないですよね。

4月はやや停滞が見られたようですが、今は持ち直しつつあるようです。

もっとも、リスクを取りすぎていると感じるなら、リスク資産だけでなく預貯金等の安産資産も含めて全体のバランスを見直すきっかけにしてもいいかもしれないですね。

こぼれ話
・レオスのひふみ投信　『ひふみ投信』の直販。口座開設の前に資料請求をすることもできます。

・楽天証券　楽天グループの「楽天スーパーポイント」（期間限定ポイントは対象外）で100円から投資信託を購入可能です。『ひふみプラス』も扱っています。