2018年4月の楽天証券のNISAランキング(積立件数)でベスト10のうち1~5位の投資信託について、特徴と積立投資の通算成績(2018年1月~)を簡単にまとめてみました。
NISA(少額非課税投資制度)の概要については金融庁のWEBサイトでも解説されています。
ランキング6~10位の投資信託については下記の記事をご覧ください。
・2018年4月楽天証券NISAランキング人気投信比較6~10位 eMAXIS Slim 新興国株式、ニッセイ日経225、ベトナム成長株、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、ニッセイTOPIX
楽天証券NISAランキングベスト5(積立件数)
楽天証券のNISAランキング(積立件数)のベスト5は下記の通りです(2018年4月1日~同年4月30日)。1位 ひふみプラス
国内外の株式に選別投資
2位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
世界の株式(大型株~小型株)に投資
3位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く先進国の株式に投資
4位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式に投資
5位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株~小型株)に投資
ひふみプラスほか投資信託の特徴は?
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。2018年4月末月報より |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
実質的な投資対象ファンドVTのポートフォリオ 2018年3月末現在(2018年4月末月報より) |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年4月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
実質的な投資対象ファンドVTIのポートフォリオ 2018年3月末現在(2018年4月末月報より) |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
ひふみプラスほか投資信託の費用等は?
純資産総額は2018年5月25日現在 |
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、楽天証券などネット証券等では無料の場合もあります。
つみたてNISAでは、ETFを除き、投資信託はノーロード(購入時手数料なし)です。
『ひふみプラス』は純資産総額に応じて一定額を超えた分について信託報酬(運用管理費用)の料率が下がる仕組みになっています。500億円を超える部分は税込0.9504%、1,000億円を超える部分は税込0.8424%に下がります。
アクティブ運用の『ひふみプラス』は企業の調査・分析を行っている分、指数連動型のインデックスファンドより費用が高めです。
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は2017年9月29日設定で運用開始から1年未満ですが、純資産総額は順調に伸びていますね。
ひふみプラスほか積立投資の通算成績は?
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。
2018年から始まった「つみたてNISA」では毎月およそ3万3千円(33,333円)、従来の「一般NISA」では毎月10万円まで積立可能です。
まとめ
純資産総額を見ると、ランキング上位の中でも『ひふみプラス』の突出した人気がうかがえます。ただし、長期で運用するなら、国内外の値動きの異なる複数の資産(株や債券など)への分散投資という資産運用の基本も、やはりおさえておきべしょうか。
ちなみに「つみたてNISA」と「一般NISA」の比較は下の表の通りです。
※ 一般NISAは5年間の非課税期間が終わったら、翌年の新たな非課税投資枠に移して(ロールオーバー)継続保有することもできます(5年+5年=10年)。
下記のグラフは、1985年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行った結果を示しています。各年の買付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果と年率を算出しています。
保有期間5年より20年のほうが運用成果のばらつきが少なくなる傾向にあるようです。
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」6ページ
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・2018年4月楽天証券NISAランキング人気投信比較6~10位 eMAXIS Slim 新興国株式、ニッセイ日経225、ベトナム成長株、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、ニッセイTOPIX
こぼれ話
楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます。
少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。
・楽天証券の投資信託ポイント買付サービスとは?楽天スーパーポイントで購入の投信が1万円に届きそう
・楽天証券「つみたてNISA取扱商品」株式とバランス型に分類し信託報酬の安い順に並び替えてみました
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