中国ショック、英国のEU離脱騒動など2016年は波乱続き |
※ 記事を更新しました(2018年10月13日)。
チャイナショック、イギリスの国民投票によるEU離脱騒動など2016年の株式相場は波乱続きでした。
荒れ模様の相場を受けて赤字まみれだったNISA口座の含み損益の推移を振り返ってみたいと思います。
チャイナショックで幕を開けた2016年NISA口座のその後は?
中国の12月の製造業購買担当者指数が市場予想を大きく下回って上海株が暴落したのをきっかけに、世界同時株安が起きて2016年は波乱の幕開けとなりました。チャイナショックでNISA口座の前月比損益も1月と2月合わせて一気に27万円もマイナスになりました。NISA口座の損益は2015年12月末には10万円強の黒字だったのに、2016年2月末には約16万8千円の赤字に転落しました。
「NISA口座の評価額と損益」 評価額や損益(含み損益)は月末の数字 |
3月末は暴落した額の半分ほど回復しましたが4月5月は一進一退で、6月にまたも予想外のイギリスのEU離脱騒動が起きてNISA口座の前月比損益は22万円以上もマイナスになりました。NISA口座の損益は2016年6月末に約24万円7千円の赤字に落ち込みました。
7月末は暴落の反動で6月に暴落した分の3分の2ほど回復しましたが、依然として10万円以上の赤字でした。
9月は原油先物価格の下落や金融システム不安の広がり(アメリカ司法省がドイツ銀行にリーマンショック時の不正取引にからみ140億ドル(約1兆4300億円)もの和解金を要求したことなど)から株価は軟調でした。NISA口座の前月比損益も5万6千円ほどマイナスになり、NISA口座の損益は2016年9月末の時点で約16万6千円の赤字でした。
毎月10万円ずつ積み立てを続けていましたが、チャイナショックのあった1月とイギリスのEU離脱騒動のあった6月は赤字額がふくらみ、10万円の積み立てがあったにもかかわらず評価額が前月より減少するという悲惨さでした。
2016年NISA口座 各月の月末の含み損益 |
2016年のNISA口座はトランプラリーが始まる以前は、1月から10月までずっと赤字でした。
こうして振り返ると損益が赤字まみれで真っ赤なので、やっぱり投資は怖いというイメージになってしまうかもしれないですね。
トランプ・ラリーでの黒字の源泉はどこに?
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
この表は先進国株式インデックスファンド『たわらノーロード 先進国株式』を年初から毎月積み立てた場合の成績をまとめたものです。
NISA口座の損益が月末の数字なのに対し、こちらは毎月、月初の基準価額をもとに計算しているのでズレがありますが、基準価額の落ち込みが激しい月ほど、その後の黒字に貢献しているのがわかりますよね。
もちろん12月末現在の基準価額が回復していたからこその黒字ではあるのですが、赤字でも毎月積み立てをやめずに継続していたことで購入単価が引き下げられたのがよかったのでしょうね。
まとめ
その時その時で山や谷があっても世界経済の成長を信じるなら、赤字の時こそあきらめずに積み立てを続けていくことで、その後の黒字を作る基礎を固めることになる。まさに継続は力なりでしょうか。先進国株式インデックスファンドであれば日本を除く先進国に分散投資(22か国1,300銘柄以上)できますから、日本にだけ集中投資するよりは将来に対して多少なりとも安心感があるでしょうか。リーマンショックの時もおよそ5年で元の水準を回復していました。
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