「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」新登場 |
プレスリリース(PDF)によると、2017年2月27日より「eMAXISシリーズ」に機動的に信託報酬を引き下げることによって常に業界最低水準をめざすという「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」が追加されます。
マザーファンドを共有するであろう既存の「eMAXIS TOPIXインデックス」の実績から、「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」の運用成績をある程度予想することも可能でしょうか。ライバルである「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」や「三井住友・DC日本株式インデックスファンドS」と成績を比較してみたいと思います。
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国内株式インデックスファンド成績比較
基準価額の騰落率は2017年2月10日現在の数字 |
過去1年の騰落率の差はeMAXISを基準にすると、
三井住友(+0.28%) > ニッセイ(+0.12%) > eMAXIS
ですが、eMAXIS Slimで信託報酬が税込みで0.2376%引き下げられることを考慮すると期待される最大値は、
三井住友(+0.28%) > eMAXIS Slim(+0.2376%) > ニッセイ(+0.12%)
となるでしょうか。
実際には信託報酬率の引き下げがそのまま騰落率に単純に上乗せされるとは限りませんし、運用開始直後は信託報酬以外に諸経費がかさみがちとも聞きます。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は昨年の11月18日に信託報酬を税抜0.29%から税抜0.18%へと引き下げています。それを考慮すれば将来的にもう少し運用成績の改善が見込めるでしょうね。
まとめ
含み益があるとより低コストなファンドに乗り換えるにしても税負担コストが発生しますから、購入済みのファンドはそのままにして新規に購入したり積み立てたりするぶんを切り替えるという方法もアリかもしれませんね。投資信託は信託報酬以外にも有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用などの負担もありますし、マザーファンドの規模や運用ノウハウの差によっても実際の成績は違ってきますよね。慎重を期すなら信託報酬のみで判断せず、実質コストが判明するまで1年くらいは様子を見るべきでしょうか。
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