個人型確定拠出年金（iDeCo）とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
米国株式、先進国株式、全世界株式を対象にしたインデックスファンドの3年強の積立投資の成績も確認しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+3.37％、先進国株式インデックスファンド+3.15％、新興国株式インデックスファンド+0.28％です（参照「長期では株価の成長に楽観」）。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+118,900円、つみたてNISAは+70,186円でした。
・2022年6月の注目イベント 上海でのロックダウン解除、世界経済の下振れ懸念は和らぐか（三井住友DSAM）
■米国では14日、15日に連邦公開市場委員会（FOMC）が開催されます。連邦準備制度理事会（FRB）は、5月の会合で約22年ぶりの利上げ幅となる0.5%の利上げを決定しました。6月からはバランスシートの縮小が開始されます。今後も9月の会合にかけて0.5％の利上げが継続的に実施される見込みですが、その背景には歴史的な水準での物価上昇と雇用情勢の堅調さがあり、関連する経済指標の発表に注目です。
■中国では上海での都市封鎖（ロックダウン）が6月に解除され、中国景気は持ち直していくと見られます。中国政府のゼロコロナ政策の下、新型コロナウイルスの感染抑制と経済活動のバランスが改善していくことで、サプライチェーンの混乱は徐々に正常化に向かうと見られ、世界経済の下振れ懸念は和らいでいくと期待されます。
先行きの不透明感はまだまだ根強いですが思い通りにならないことであれこれ悩むより、積立の途中なら目標とする資産配分までリスク資産を積み上げていく。目標とする資産配分に達したのなら定期的にリバランスしてリスク水準を一定に保つ。
自分でコントロールできることに取り組んだら、後は時間が解決してくるのを待つ。そのくらいの開き直りも長期運用には必要かもしれないですね。
米国株、先進国株、全世界株の積立投資（月1万円）の成績は？
毎月1日を積立日に設定しています（約定日は翌営業日）。1日が休日の場合は後ずれします。下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の投資額（元本）と評価額の推移（2019年1月7日～2022年5月27日）を示しています。
各年月の投資額と評価額は約定日の数字ですが、最新月のみ2022年5月27日現在の数字です。
各投信の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
米国株式と全世界株式の人気に押されて最近やや影の薄い先進国株式ですが、新興国にくらべ投資環境の整備された先進国を対象に国際分散投資をしたいなら依然として有力な選択肢ですよね。
2019年1月から3年5ヵ月弱、毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、2022年5月27日現在、41万円の投資額に対して評価額は以下の通りです。
『eMAXIS Slim 米国株式（S＆P500）』
579,108円（＋169,108円／+41.25％）
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
557,983円（＋147,983円／+36.09％）
『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』
538,191円（＋128,191円／+31.27％）
日本経済新聞によれば先進国株式に積立投資した場合、運用成果は終了時期によってバラツキがあるものの、20年で平均2.3倍、30年で平均3.5倍、40年で平均5.3倍になったそうです。
過去のデータは将来の運用成果を保証するものではなく過信は禁物ですが、長期投資の可能性には驚かされますよね。
これから先、経済情勢の変化する不確実性も考慮するのであれば取りこぼしのない全世界株式インデックスファンドも魅力的な選択肢かもしれませんね。
・危機乗り越える世界株投資 夫婦で4000万円目指す（日本経済新聞）
長期投資なら将来のための種まきを気長に続けていきたいです。
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