主だったインデックスファンドの成績と2021年11月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益を確認してみました。
また最後の段落で、長期運用に関する日興アセットマネジメントやバンガードなどの記事の一節を紹介しています。
全世界株式、先進国株式、米国株式、国内株式、新興国株式の成績
インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
下のチャートは過去1年間の基準価額の推移(2020年11月末~2021年11月末/月末ベース)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。インデックスファンドの騰落率
下のグラフは11月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2021年11月30日現在)。月の途中までは株高や円安傾向で堅調だったものの、新たなコロナウイルス変異株への警戒感に加え、インフレによる米国の金融政策正常化の早まりも意識されて、直近のマーケットは荒れ模様になっています。
・オミクロン株に対する国際金融市場の反応(三井住友DSアセットマネジメント)
●オミクロン株の感染拡大に対する警戒感から、世界の金融市場は先週末リスクオフの動きが加速。
●感染急拡大を受け日本政府は水際対策を強化、国内でオミクロン株の検査態勢も強化の流れ。
●市場は悲観シナリオを想定、ただ仮に実現しても流動性相場が株安の度合いを軽減する見込み。
・パウエル氏、「数カ月早い」テーパリング終了検討も-高インフレで(ブルームバーグ)
慌ててリスク資産を減らしても反発局面を取り逃すかもしれないですし、逆に焦って買いに向かっても意外と低迷が長引く可能性もありますね。
普段通り運用や積立を続けるというのも、むしろ堅実な選択でしょうか。
インデックスファンドの積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?(2018年1月~)
NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)
資産配分と評価額および損益
上記のほか、日興フロッギーでETFも少額保有しています(世界株 115円、米国株 9,385円)。
リバランスのため11月上旬に今年で非課税期間の終わる一般NISAの先進国株式インデックスファンドを少し早めに利確しました。全体の評価額は10月末に比べ微減で、ほぼ変わらずといった感じです。
つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の評価額および損益は下の表の通りです。
つみたてNISAは楽天証券を利用しています。iDeCoはSBI証券に口座を開設しています。
NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」にまとめられています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。かんたん税制優遇シミュレーションでiDeCoに加入した場合の税負担の軽減額を確認できます。
市場の先行きが不透明でも安定した運用をするには
先行きの不透明感が強まると一旦リスク資産を現金化してマーケットが落ち着いたら投資を再開するのはどうだろうと、つい考えてしまいますが……。日興アセットマネジメントによれば、タイミングを計って短期売買を繰り返し株価が大きく上昇する日のリターンを取り逃すよりは、株式市場に居続けたほうが長い目で見れば安定した資産運用につながるのではないかとのこと。
・長期投資のススメ ~「Stay Market」の重要性~(日興AM)
世界株式の過去およそ20年間の価格推移(グラフ左)を 1.株式市場に居続けた場合と 2.各年において日次リターンが最も高い1日(合計20日分)を除いた場合で比較すると、後者ではわずか20日分のリターンを取り逃した結果、運用成果はおよそ半分程度にまで落ち込んでいます。
また世界株式の投資期間別リターン(グラフ右)を見ると、投資期間が長くなるほどリターンがマイナスになる割合が減少しています(1年間 約24% → 5年間 約14% → 10年間 約1%)。
コロナショックやその後の急反発を予測できた人は少ないですよね。適切なタイミングを見計らって投資するのは難易度が高そうです。
世界最大級の運用会社バンガードは、市場を長期的視点で見ると「世界的な強気相場によるリターンは弱気相場の損失を補って余りある」と述べています(バンガード「終わりのない弱気相場はない」より)。
長期で積立や運用を続けながら、1年や半年ごとなど定期的に、もしくは資産配分が一定以上崩れたらリバランスを実行するのがやはり王道でしょうか。
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