iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
楽天証券のNISAランキングと人気投信の運用実績も簡単にまとめています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド-2.26%、先進国株式インデックスファンド-2.42%、新興国株式インデックスファンド-0.53%でした(参照「悲観的なニュースに過敏になりがちですが…」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが-72,783円、つみたてNISAは-47,958円でした。
運用額がふくらんでくると一般的なインデックスファンドでも日々の変動額が大きくなりますね。
【楽天証券NISA】レバレッジNASDAQ100ほか人気投信の実績は?
楽天証券NISAランキング ベスト5(買付金額)
楽天証券のNISAランキング(買付金額)ベスト5の投資信託は下記の通りです(2021年9月1日~同年9月30日)。1位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0968%以内
2位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
3位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株~小型株)に投資
同 税込0.162%程度
4位 iFreeレバレッジ NASDAQ100
米国の新興企業向け市場の時価総額上位100銘柄(除く金融)に投資(為替ヘッジあり)
日々の基準価額の値動きが指数(米ドルベース)の2倍程度になることをめざす
同 税込0.99%
5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
同 税込0.1023%以内
『iFreeレバレッジ NASDAQ100』は一般NISA(口座開設は2023年まで)では購入できますが、長期の資産形成に不向きとされるレバレッジ商品は2024年から始まる新NISA(2028年まで)やつみたてNISA(2042年まで)では購入できません。
・NISA制度改正(つみたてNISA 5年延長/一般NISAは新・NISAへ見直し)のポイントを財務省や金融庁の資料から簡単にまとめてみました
米国株式・先進国株式・全世界株式の運用実績
資産クラスの近いものを先に並べ替えています。下のチャートは後発の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』設定来3年弱の期間(2018年10月31日~2021年10月1日)で各投信の基準価額の推移を示しています。
起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年10月1日現在)。
直近の下落率は2021年9月上旬の天井~2021年10月1日までの数字、コロナショックの下落率は2020年2月下旬の天井~同年3月下旬の底までの数字、設定来の騰落率は3年弱の数字です。
最近は米国を中心に景気や株価のピークアウトもささやかれていますが、コロナ禍の世界的な金融緩和の恩恵もあり、過去1年および設定来(3年弱)の騰落率はどの投信も大幅なプラスです。
中でも、近年好調なハイテク銘柄の比率が高い『iFreeレバレッジ NASDAQ100』の3年弱の騰落率は突出しています。
ただし、一般的にはレバレッジ型の商品は時間の経過とともに指数とのかい離が拡大し減価する傾向にあるため長期保有には向かないと言われています。
指数が上昇・下落をしながら動いた場合には、次第に基準価額が押し下げられることになるからです(当の大和アセットマネジメントの交付目論見書でも説明されています)。
レバレッジ型の商品特性について金融庁も注意喚起しています。
・ レバレッジ型・インバース型 ETF 等への投資にあたってご注意ください(PDF/金融庁)
レバレッジ型・インバース型 ETF 等は主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品であり、投資経験が少ない個人投資家の方が中・長期の資産形成を目的としてレバレッジ型・インバース型 ETF 等を投資対象とする場合には十分な注意が必要です。
レバレッジ型は日次(1日)でレバレッジ倍(インバース型ならマイナスのレバレッジ倍)になるよう運用されているので、2日以上の期間ではレバレッジ倍にはならない可能性があります。
例(1)、例(2)のように株価(指数・青)が上下に動いて元に戻ってもレバレッジをかけた場合(レバレッジ指数・オレンジ)はマイナスになることも。
積立投資などで投資額が小さな初期のうちは日々の変動がそれほど負担にならなくても、運用資産がふくらんできたら値動きの大きさに耐えられるでしょうか。
コロナショックでは短期間のうちに株価が急反発することになりましたが、常にそうなるとは限らないのが怖いところですよね。
株価の下落や基準価額の低迷が長引いて資金流出が続いた場合、不本意なタイミングで繰上償還されてしまう恐れもあります。レバレッジをかけて損失が拡大したまま途中で運用がストップしてしまったら悲惨です。
NIKKEI STYLE(日経電子版)の記事では、レバレッジ型は「短期売買が主体のセミプロ向け」としています。
・指数横ばいでも損? レバレッジ型投信の値動きに迫る(NIKKEI STYLE)
一般NISAの非課税期間は5年ですが、もし中・長期の運用をめざすなら家計の固定費を見直す(東証マネ部)などして、レバレッジ型ではない通常のインデックスファンドの毎月の積立額を増やすほうが堅実かなという気もします。
・両学長の動画『レバレッジ型ETFの「よくある勘違い5選」について解説』を観て感じたこと(投資信託クリニック)
おすすめ記事
米国株式インデックスファンドとレバレッジ型の運用実績の比較については下の記事も参考にしてください。・天国から地獄? 米国株式(S&P500/NASDAQ100)インデックスファンドをレバレッジ型と比較・評価 株価急落時の値動きは?
・米国株式(S&P500/NASDAQ100)インデックスファンドの積立投資の成績をレバレッジ型と比較・評価 コロナショックのように急反発するとは限らないのが怖いところ?
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