iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。
最後の段落で、世界最大級の資産運用会社バンガードの投資入門「複利の効果」を紹介しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+1.29%、先進国株式インデックスファンド+1.04%、新興国株式インデックスファンド-0.09%でした(参照「金融政策の正常化に前進」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+39,371円、つみたてNISAは+19,562円でした。
米国株式・先進国株式・全世界株式等の実績(チャートと騰落率)
下のチャートは過去2年間の基準価額の推移(2019年8月14日~2021年8月13日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年8月13日現在)。
コロナ・ショック時の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字(※)です。※2020年2月21日(新興国株式は同20日)~同年3月24日(バランスは~同19日)
コロナ禍の世界的な金融緩和の追い風もあり好調な成績ですが、米国株を中心に過熱感も懸念されています。
お金がお金を生む複利の効果と時間を味方につける長期投資のメリット
投資した資金から得られた利子や配当、売却益などの利益を再投資することで、さらなる利益が得られます。得られた利益の再投資を繰り返すことで、いわば、お⾦がお⾦を⽣む(複利)ようになります。
異なる条件で、毎年5%のリターンが得られる⾦融商品に年100万円ずつ投資した場合(利益は毎年再投資)のリタイア時の投資成果について見てみます(バンガードの投資入門「複利の効果」より)。
Aさん
30歳から投資を始めて、毎年100万円ずつ10年間に渡って合計1,000万円を投資し、リタイアする65歳まで運用を続けました。
Bさん
45歳から投資を始めて、毎年100万円ずつ20年間に渡って合計2,000万円を投資し、65歳でリタイアしました。
リタイア時(65歳)の受取額は、Aさんが約4,472万円なのに対し、Bさんは約3,472万円でした。
Aさんの投資した資金はBさんより1,000万円も少ないにもかかわらず、リタイア時に逆に1,000万円も多く老後資金を得られた理由は15年早く投資を始めたからです。
バンガードによれば1年で5%のリターンのものが複利のマジックにかかると、30年後の累積リターンは332%にもなるそうです。
実際の投資では上記のシミュレーションのように利回りが固定されているわけではないことに注意してください。
資産運用には好不調の波がつきものですが、バンガードは市場を長期的視点で見ると「世界的な強気相場によるリターンは弱気相場の損失を補って余りある」と述べています(「終わりのない弱気相場はない」より)。
リスク許容度に応じた無理のない範囲で積立や運用を継続していければと思います。
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