※ 記事を更新しました(2019年4月18日)。
連続増配銘柄を対象にした『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』の特徴と運用実績を先進国株式や全世界株式を対象にしたインデックスファンドと比較してみました。
比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』です。
米国株式配当貴族ほか特徴は?
『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』(愛称:Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族・為替ヘッジ型)は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(配当込み・円ヘッジ)に連動する投資成果をめざします。ベンチマークの指数は構成銘柄のウェイトを規模にかかわず均等化しています。
2019年3月末月報より |
S&P500配当貴族指数 2019年3月末現在 |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(配当込み・円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。
2019年3月末月報より |
2019年3月末月報より |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。
2019年2月末現在(同年3月末月報より) |
2019年2月末現在(同年3月末月報より) |
信託期間は、すべて無期限です。
米国株式配当貴族ほか費用
投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』
0.54000%
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』
0.11772%
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
0.21960%
『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』のみ購入時手数料(税込2.16%)と解約時の信託財産留保額(0.1%)が設定されています。
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券、楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。
リンク先から証券会社の資料請求ができます。
米国株式配当貴族ほか運用実績
下のグラフは、過去およそ1年間(2018年3月末~2019年3月末)の基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年4月17日現在)。
2019年4月17日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
過去6ヵ月の騰落率では『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』は先進国株式や全世界株式を対象にしたインデックスファンドを上回っています。
貿易摩擦に対する警戒感や景気減速懸念などからディフェンシブな銘柄が選好されているという面もあるのでしょうか。
・配当貴族は輝きを増す?市場は景気後退入りを警戒(トウシル)
上記のトウシル(楽天証券)の記事で米国の配当貴族指数や時価総額上位の著名な銘柄について言及されています。
まとめ
『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型』は、景気に左右されにくい生活必需品などのディフェンシブなセクターの比率が高めです。連続増配企業の安定した収益基盤や財務体質は魅力的ですよね。その一方で、低コスト化の進んだ最近のインデックスファンドに比べ運用管理費用がやや高めなのは惜しいですね。為替ヘッジコストも気になる点でしょうか。ヘッジ前の配当利回り(年率)が2.5%なのに対し、ヘッジ後は-0.2%となっています(2019年3月末時点)。
米国株式配当貴族(為替ヘッジなし)や高配当株式については、下記の記事を参考にしてください。
・弱気相場入りも近い?『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』iFree S&P500や楽天・全米株式と比較
・弱気相場に強い?『楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド』を楽天・全米株式やSMT 米国株配当貴族、ニッセイ外国株式と比較
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米国株式インデックスファンドや欧州株配当貴族に関して、まとめた記事です。・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』楽天・米国高配当株式、iFree S&P500/NYダウ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFreeNEXT NASDAQ100/FANG+、SMT 米国株配当貴族と実績比較
・つみたてNISA対象の米国株式ファンド比較 楽天、eMAXIS Slim、iFree、SSGA、農林中金、フィデリティ
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