イギリスのEU離脱問題が世界の株価にも影響を与えています。
先進国株式や先進国債券を対象にしたインデックスファンドにイギリスが占める割合を改めて確認してみました。
また先進国株式や先進国債券を対象にしたインデックスファンドの運用実績を英国株が半分弱を占める『SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン』と比較してみました。
イギリスが先進国株式や債券に占める割合は?
2019年8月末月報より |
2019年8月末現在、先進国株式インデックスファンドである『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の組入国・地域のうちイギリスの占める比率は5.3%です。
1位のアメリカ(63.3%)の存在感が圧倒的に大きくて、イギリスの比率は2位ではあるものの限定的に見えますね。
2019年8月末現在、先進国債券インデックスファンドである『eMAXIS Slim 先進国債券インデックス』の組入通貨のうち英ポンドの占める比率は6.2%です。
米ドル(48.0%)とユーロ(38.1%)の占める割合が大きくて、3位の英ポンドの存在感は相対的に小さく見えます。
SMT 欧州株配当貴族ほか運用実績
英国株が半分弱(44.89%)を占める『SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン』の運用実績を先進国株式や先進国債券のインデックスファンドと比較してみました。下のグラフは『SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン』設定来1年10ヵ月強(2017年11月28日~2019年10月3日)で基準価額の推移を比べたものです。
起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年11月28日~2019年10月3日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年10月3日現在)。
2019年10月3日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン』のみ購入時手数料(上限 税抜3%)が設定されていますが、SBI証券や楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります(リンク先から証券会社の資料請求ができます)。
ブレグジットとインデックス投資まとめ
EU(欧州連合)や欧州経済の今後の行方を考えるのにブレグジットの影響は決して軽視はできませんが、先進国株式や債券を対象にしたインデックスファンドではアメリカの占有率が高くイギリスの比率は5.3~6.2%とそれほど大きくはないようです。・ピクテ投信投資顧問「Barometer ~期待は打ち砕かれた~」(PDF)
上記のレポートのようにEU離脱問題で悲観的に見られがちな今がむしろ投資のチャンスと考えるなら、英国株が半分弱を占める『SMT 欧州株配当貴族インデックス・オープン』は興味深い選択肢のひとつになるかもしれませんね。
同ファンドは10年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P欧州350配当貴族指数」に連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。2019年8月末現在、40銘柄を組み入れていて配当利回りの加重平均は3.63%です。
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