弱気相場入りも近い?『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』S&P500連動型や楽天・全米株式と比較・評価

2019年10月21日月曜日

配当貴族 米国株式

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弱気相場(ベア・マーケット)入りも近い?『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』を競合と比較・評価・解説

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連続増配銘柄を対象にした『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』(愛称:Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族)および『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の特徴と実績を一般的な米国株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『iFree S&P500インデックス』、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))です。




米国株配当貴族・S&P500・全米株式の特徴

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』(野村AM)と『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(SMTAM)は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

S&P500配当貴族指数 業種別構成比(生活必需品、資本財・サービス、金融、一般消費財・サービス、ヘルスケアほか)
S&P500配当貴族指数
業種別構成比 2019年9月末現在

iFree S&P500インデックス』(大和投資信託)と『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

S&P500指数 業種別構成比(情報技術、ヘルスケア、金融、コミュニケーション・サービス、一般消費財・サービスほか)
S&P500指数
業種別構成比 2019年9月末現在

楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス 業種別構成比(テクノロジー、金融、消費者サービス、資本財、ヘルスケアほか)
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
業種別構成比 2019年9月末現在

今回、取り上げた投資信託は、原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。


米国株配当貴族・S&P500・全米株式の費用

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンドの費用

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の運用管理費用(信託報酬)は2019年11月12日変更後の数字です(税込0.165% → 税込0.0968%)。


米国株配当貴族・S&P500・全米株式の運用実績

下のチャートは、『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』ほか米国株式インデックスファンドの過去2年間の基準価額の推移(2017年10月23日~2019年10月21日)です。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、iFree S&P500インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年10月23日~2019年10月21日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』や『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』も加えた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年10月21日現在)。

下落率は2018年12月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年10月21日の数字です。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンドの騰落率
2019年10月21日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

景気後退懸念が根強い中、過去1年、過去2年の騰落率では米国株式配当貴族インデックスファンドは一般的な米国株式インデックスファンドを上回る成績になっています。

連続増配の安定感のある銘柄が買われてるということは、裏を返せば、それだけ先行きに不透明感が強まっているということでもあるのでしょうね。

配当貴族は輝きを増す?市場は景気後退入りを警戒(楽天証券トウシル)

経済指標の悪化も続いていますし、これまでの好調な成績につられて前のめりになりすぎていないか、マーケットが小康状態のうちにポートフォリオの再点検をしておくべきかもしれません。

預貯金等の安全資産の備えも重要ですよね。




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