第3期運用報告書が公表『たわらノーロード 日経225』実質コストと実績をニッセイやひふみプラス等と比較

2018年12月13日木曜日

ひふみ 国内株式

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『たわらノーロード 日経225』の実質コストと運用実績を競合と比較・評価

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第3期の運用報告書が公表された『たわらノーロード 日経225』の実質コストと運用実績を競合と比較してみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』、『iFree 日経225インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』です。

参考までにアクティブファンドの『ひふみプラス』とも比べてみました。




たわらノーロード 日経225ほか特徴

たわらノーロード 日経225』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』、『iFree 日経225インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、東証第一部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。

たわらノーロード 日経225 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

ひふみプラス』は財務指標や株価指標など目に見える定量面だけでなく、企業訪問等を通じ経営方針や戦略など目に見えない定性面にも徹底した調査・分析を行うことをうたっています。

直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。状況に応じて株式を売却して現金比率を高める場合があります(最大で50%未満)。

国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません。

ひふみプラス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年11月末現在

今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。


たわらノーロード 日経225ほか実質コスト

たわらノーロード 日経225、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、iFree 日経225インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の1万口当たりの費用明細
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は運用報告書から1万口当たりの費用明細を抜粋したものです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、第2期の1万口当たりの費用明細に、2018年8月21日変更後の信託報酬率と2019年2月16日変更予定の監査費用を当てはめています。

iFree 日経225インデックス』は、第2期の1万口当たりの費用明細に、2018年12月13日変更後の信託報酬率を当てはめています。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、第1期(2018年2月2日~2018年4月25日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めています。

たわらノーロード 日経225』の第3期の実質コストは0.192%と、僅差ではありますが競合よりやや割高です。

とはいえ、指数連動型のインデックスファンドである『たわらノーロード 日経225』の実質コストは、アクティブファンドの『ひふみプラス』(1.249%)に比べれば、はるかに低廉です。

投資信託を100万円分保有していた場合、単純計算で1年当たり『たわらノーロード 日経225』ほか日経平均連動型インデックスファンドは1,700円強~1,900円強の負担、『ひふみプラス』は12,500円弱の負担になります。

アクティブファンドは企業の調査・分析を行っている分、コストがかかります。

ひふみプラスの1万口当たりの費用明細(推計を含む)
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は『ひふみプラス』第10期(2017年10月3日~2018年10月1日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めたものです。


たわらノーロード 日経225ほか運用実績

下のグラフは『たわらノーロード 日経225』設定来3年強(2015年12月7日~2018年12月13日)の基準価額の推移を『ひふみプラス』と比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

たわらノーロード 日経225とひふみプラスの基準価額の推移
基準価額の推移委
2015年12月7日~2018年12月13日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

そのほかの投資信託も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2018年12月13日現在)。

たわらノーロード 日経225、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、iFree 日経225インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、ひふみプラスの騰落率
2018年12月13日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

世界的な景気減速懸念から、直近の株式市場は調整を余儀なくされています。

たわらノーロード 日経225』は競合のインデックスファンドに僅差で劣後しています。

以前は『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の運用管理費用(信託報酬)はライバルより低廉だったため、上記の期間では競合よりマイナス幅が控えめになっています。

現在は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』、『iFree 日経225インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の運用管理費用は同水準(税込0.17172%)です。

中小型株が過半数を占める『ひふみプラス』は良くも悪くも値動きが大きいようです。


まとめ

たわらノーロード 日経225』の第3期の実質コストは0.192%と、アクティブファンドの『ひふみプラス』(1.249%)に比べれば、十二分に低廉です。

ただし、つみたてNISAをきっかけに一層の低コスト化の進んだ競合のインデックスファンドと比較すると、僅差ではあるものの実質コストの面でも運用実績の面でも若干見劣りすることは否めないようです。




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