信託報酬引き下げ!eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の実質コストと運用実績をニッセイ、JPX日経中小型、ひふみプラスと比較

2019年4月20日土曜日

ひふみ 国内株式

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eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の実質コストと運用実績を競合と比較・評価・解説

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信託報酬率の引き下げ(PDF)が発表された『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の実質コストと運用実績を競合と比較してみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』、『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』、『ひふみプラス』です。

『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の信託報酬率は2019年5月14日より税抜0.155%(税込0.1674%)以内から税抜0.140%(税込1512%)以内へ変更されます。


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか特徴

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、東証第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年3月末月報より

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は、「JPX日経中小型株指数」の値動きに連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等を基に原則200銘柄を選定し算出されます。時価総額上位20%の大型株を除外しています。

※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を示します。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年3月末月報より

ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。

ひふみプラス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年3月末月報より

今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか実質コスト

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、ひふみプラスの1万口当たりの費用明細
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は運用報告書から1万口当たりの費用明細を抜粋したものです。

『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、第1期(2018年2月2日~2018年4月25日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めて、2019年5月14日変更予定の信託報酬率を当てはめています。

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、第3期(2018年2月16日~2019年2月15日)の1万口当たりの費用明細に2019年2月16日変更後の監査費用を当てはめています。

『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は、第2期(2018年1月27日~2019年1月28日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めています。

『ひふみプラス』は、第7期(2017年10月3日~2018年10月1日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めています。

『ひふみプラス』の1万口当たりの費用明細には純資産総額に応じた信託報酬の逓減(下限は0.8424%)が反映されていないので実際にはもう少しだけ実質コストは下がるはずですが、インデックスファンドに比べれば割高なのは否めないでしょうか。

ひふみプラス 運用報告書に純資産総額に応じた信託報酬の逓減が反映されていない件について問い合わせてみました


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか運用実績

下のグラフは、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』設定来(2018年2月2日~2019年4月19日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の陰に隠れています。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、ひふみプラスの基準価額の推移
基準価額の推移 2018年2月2日~2019年4月19日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年4月19日現在)。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、ひふみプラスの騰落率
2019年4月19日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

過去1年間の騰落率で『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』が『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』を僅差で上回っているのは、より積極的に信託報酬の引き下げを実施してきたからかもしれませんね。

『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』や中小型株が過半数を占める『ひふみプラス』は良くも悪くも値動きが大きいです。




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