アクティブファンドの『ひふみプラス』や『コモンズ30ファンド』を対象に2019年1月から毎月1万円の積立投資をはじめたら今いくらになっているのか、また過去1年間の基準価額の推移についても確認してみました。
指数連動型の『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』とも比較しています。
上記の投資信託は、『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』を除き、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
制度の詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。
投資信託の特徴は?
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は、純資産総額500億円までは税抜0.980%、500億円を超える部分は税抜0.880%、1,000億円を超える部分は税抜0.780%です。
2019年4月16日現在の純資産総額は約6,162億円です。
2019年3月末月報より |
『コモンズ30ファンド』は、長期安定株主として企業に寄り添い長期的な価値創造に貢献すること、企業の持続的な価値創造によるリターンをめざすことをうたっています。
運用管理費用(年率)は、純資産総額500億円までは税抜0.980%、500億円を超える部分は税抜0.890%、1,000億円を超える部分は税抜0.790%、3,000億円を超える部分は税抜0.680%です。
2019年4月16日現在の純資産総額は約160億円です。
2019年1月末現在(同年3月30日付交付目論見書より) |
『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は、「JPX日経中小型株指数」の値動きに連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.400%です。
ベンチマークの指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等を基に原則200銘柄を選定し算出されます。時価総額上位20%の大型株を除外しています。
※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を示します。
2019年3月末月報より |
『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、東証第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.155%です。
2019年3月末月報より |
『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象にした「東証株価指数(TOPIX)」に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.155%です。
2019年3月末月報より |
今回、取り上げた投資信託の信託期間は、すべて無期限です。
積立投資の成績は?
毎月1日を積立日に設定しています。約定日は『ひふみプラス』と『コモンズ30ファンド』は翌営業日、インデックスファンド3種は当日です。1日が休日の場合は後ずれします。
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記の期間では4万円の投資額に対して評価額が最も高かったのは『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』(42,934円 +7.34%)で、2番目が『ひふみプラス』(42,356円 +5.89%)、3番目が『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』(42,349円 +5.87%)でした。
昨年、軟調だった株式市場は、今年に入って反発しています。その一方で経済指標がさえないことから、景気減速懸念も根強いです。
銘柄を厳選したアクティブ運用の投資信託は魅力的ですが、分散投資や預貯金等の安全資産の確保といった資産運用の原則も忘れないようにしたいです。
『ひふみプラス』や国内株式インデックスファンドのもう少し長期での積立投資の成績(2018年1月~2019年3月末)は、下の記事を参考にしてください。
・アクティブ運用『ひふみプラス』『年金積立 Jグロース』つみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?TOPIXや日経平均株価連動型のインデックスファンドとも比較
基準価額の推移
過去1年間(2018年3月末~2019年3月末)の基準価額の推移は下記の通りです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
アクティブ運用の投資信託といえども、相場に逆風が吹いている環境では低迷は避けられないようです。過剰な期待は禁物でしょうね。
『ひふみプラス』とマザーファンドを共有する『ひふみ投信』の長期での成績は、下の記事を参考にしてください。
・兵どもが夢の跡?『ひふみ投信』『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』過去10年の実績をニッセイ日経225インデックスファンドと比較
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