第3期運用報告書が公表『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』実質コストと運用実績をライバル(eMAXIS Slim/iFree)と比較・評価

2019年12月19日木曜日

8資産均等型 実質コスト

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『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』実質コストと実績をeMAXIS Slimと比較・評価

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第3期の運用報告書が公表された『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』(アセマネOne)の実質コストと運用実績を競合と比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)と『iFree 8資産バランス』(大和投資信託)です。


たわらノーロード バランス(8資産均等型)ほか特徴

たわらノーロード バランス(8資産均等型)』、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』、『iFree 8資産バランス』は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。

8資産均等型

たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の新興国債券が米ドル建てであるのに対して、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の新興国債券は現地通貨建てです。

一般的には信用力の劣る現地通貨建て債券のほうが相対的に利回りが高めと言われています。

『iFree 8資産バランス』の新興国株式はファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目して銘柄の選定を行っています。

今回、取り上げた投資信託は為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間は無期限です。


たわらノーロード バランス(8資産均等型)ほか実質コスト

たわらノーロード バランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、iFree 8資産バランスの1万口当たりの費用明細
項目ごとに少数第3位未満は四捨五入しています

信託報酬(運用管理費用)以外に売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用(保管費用、監査費用等)を含めたものが実質コストになります。上記の数字は推計による概算値であることに注意してください。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の実質コスト(年率 0.248%)は、第3期(2018年10月13日~2019年10月15日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細の信託報酬以外の諸経費を1年相当に改めて、現時点の信託報酬率を当てはめています。

信託報酬以外の諸経費 0.095% ×(365日 ÷ 第3期の日数 368日)+ 信託報酬 0.154% = 0.248%

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の実質コスト(年率 0.220%)は第2期(2018年4月26日~2019年4月25日)の1万口当たりの費用明細の信託報酬以外の諸経費に現時点の信託報酬率を当てはめています。

信託報酬以外の諸経費 0.066% + 信託報酬 0.154% = 0.220%

iFree 8資産バランス』の実質コスト(年率 0.329%)は、第3期(2018年9月8日~2019年9月9日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細の信託報酬以外の諸経費を1年相当に改めて、現時点の信託報酬率を当てはめています。

信託報酬以外の諸経費 0.087% ×(365日 ÷ 第3期の日数 367日)+ 信託報酬 0.242% = 0.329%


たわらノーロード バランス(8資産均等型)ほか運用実績

下のグラフは『たわらノーロード バランス(8資産均等型)設定来2年5ヵ月弱の基準価額の推移(2017年7月28日~2019年12月18日)をライバルと比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、iFree 8資産バランスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年7月28日~2019年12月18日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月18日現在)。

調整局面の下落率は2018年10月1日~同年12月25日の数字、設定来騰落率は2年5ヵ月弱の数字です。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、iFree 8資産バランスの騰落率
2019年12月18日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

新興国資産のベンチマークの違いもあってか、多少それぞれに優勢な時期や劣勢な時期があるようです。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の運用実績はライバルに見劣りしていませんが、純資産総額の大きさではライバルのほうが安心感があるかもしれませんね。




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