アクティブ運用の『ひふみプラス』と8資産均等型バランスファンドを組み合わせた場合の運用実績を確認してみました。
組み合わせるのは、世界の株式や債券、REITに分散投資する『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』です。
ひふみプラスとバランス(8資産均等型)の特徴
『ひふみプラス』(レオス・キャピタルワークス)は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。運用管理費用(年率)は純資産総額500億円までは税抜0.98%、500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%です。2019年12月11日時点の純資産総額は5,740.46億円です。
ひふみプラス 業種別構成比 2019年11月末月報より |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)は、世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
運用管理費用(年率)は税抜0.14%以内です。
基本投資割合 |
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は無期限です。
『ひふみプラス』と8資産均等型バランスファンドを50%:50%で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。
運用管理費用(年率)は税抜0.56%以内です。
ひふみプラス 50%:8資産均等型 50% |
ひふみプラスとバランス(8資産均等型)の運用実績
下のチャートは基準価額の推移を後発の『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』設定来2年7ヵ月強の期間(2017年5月9日~2019年12月18日)で比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年5月9日~2019年12月18日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月18日現在)。
調整局面の下落率は2018年9月26日~同年12月25日の数字、設定来騰落率は2年7ヵ月強の数字です。
2019年12月18日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
まとめ
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありませんから、これまで優秀な成績を誇っていたアクティブファンドでも、それがいつまで続くのかはわかりません。中小型株が過半数を占める『ひふみプラス』は良くも悪くも値動きが大きいです。債券を含む複数の資産に幅広く分散したバランスファンドとの組み合わせなら、弱気相場でも下落をやわらげる効果を期待できそうです。
『ひふみプラス』は最近、国内企業にとどまらず海外の成長企業の発掘にも力を注いでいます。収益の機会が広がるといいですね。
・海外の成長企業にも投資!人気投信『ひふみプラス』を楽天・全世界株式、ジェイリバイブ、JPX日経中小型株指数/TOPIX連動型と比較・評価
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