番外編「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」国内株式(TOPIX・日経平均)インデックスファンドの特徴と実績は?

2018年11月8日木曜日

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国内株式(TOPIX・日経平均)インデックスファンドの特徴と実績は?

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投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」に投票しました。

持ち点の5ポイントはバランスファンド(4資産均等型と8資産均等型)、全世界株式インデックスファンド、先進国株式インデックスファンド、新興国株式インデックスファンドに1ポイントずつ投じました。

国内株式インデックスファンドに割り振るポイントがなくなってしまったのですが、番外編として『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』について簡単にまとめてみました。

どちらも、つみたてNISA対象商品です。




国内株式インデックスファンドの特徴

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東証一部上場の全銘柄が対象の「東証株価指数(TOPIX)」の値動きに連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 組入上位10銘柄
2018年9月末月報より

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 組入上位10業種
2018年9月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、東証一部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」の値動きに連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 組入上位10銘柄
2018年9月末月報より
銘柄数は同年2月15日付運用報告書より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 組入上位10業種
2018年9月末月報より

信託期間は、どちらも無期限です。


国内株式インデックスファンドの費用

投資信託を保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
年率 税抜0.159%(税込0.17172%)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
年率 税抜0.159%(税込0.17172%)
どちらも信託報酬率の引き下げに積極的です。

現在の信託報酬率を当てはめた場合、第1期(決算日 2018年4月25日)の運用報告書から推測した『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』の諸経費も含めた実質コストはおよそ0.178%(年率)です。

現在の信託報酬率を当てはめた場合、第2期(決算日 2018年2月15日)の運用報告書から推測した『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』の諸経費も含めた実質コストはおよそ0.185%(年率)です。

2019年2月16日に予定されている監査報酬の引き下げ(PDF)を反映するなら実質コストはおよそ0.176%(年率)です。


国内株式インデックスファンドの運用実績

下のグラフは『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』の過去1年間における基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)と<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの基準価額の推移
基準価額の推移(月末ベース)
2017年10月末~2018年10月末
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2018年11月8日現在)。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)と<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの騰落率
2018年11月8日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

業績や景気のピークアウトがささやかれ中小型株がさえない影響もあってか、上記の期間では『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』の運用実績は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』を下回っています。

TOPIX連動型と日経平均連動型の長期での比較は下の表の通りです。

SMT TOPIXインデックス・オープンとニッセイ日経225インデックスファンドの騰落率
2018年11月8日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『SMT TOPIXインデックス・オープン』の運用管理費用(年率)は税込0.3996%(税抜0.37%)です。

『ニッセイ日経225インデックスファンド』の運用管理費用(年率)は税込0.2700%(税抜0.25%)です。


まとめ

国内株式インデックスファンドで、より幅広い銘柄に分散しているのはTOPIX連動型ですが、運用実績は直近のつまずきが響いてか日経平均連動型に比べ苦戦しているようです。

長期での指数データによる年間リターンの比較は下の図表の通りです。

参考までに先進国株式やTOPIXと先進国株式を1:1で組み合わせた場合の年間リターンも一緒に比較しています。

年間リターンの比較(TOPIX、日経平均、先進国株式)
○は年間リターンの平均値
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません
野村アセットマネジメント「投信アシスト」より

2003年3月31日から2018年10月31日までの任意の連続1年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。

上記の期間(2003年3月31日~2018年10月31日)ではTOPIXは日経平均より変動幅が小さく、先進国株式と組み合わせた場合、先進国株式単独より最大下落時の落ち込みが抑えられています。

以上は過去の指数データに基づくシミュレーションであり、売買手数料、税金等の費用は考慮していません。過去のデータは将来の運用成績を保証するものではありません。

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