インデックスファンドを組み合わせた全世界株式(含む日本)と全世界株式(除く日本)の過去10年の騰落率を比較してみました。
過去記事の更新
・低コストな方が本当に好成績?『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』『つみたて新興国株式』『eMAXIS 新興国株式インデックス』
ファンドの特徴は?
『SMT TOPIXインデックス・オープン』は、「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国で構成されています。
運用管理費用は年率で税抜0.37%です。
『SMT グローバル株式インデックス・オープン』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用は年率で税抜0.50%です。
『野村新興国株式インデックスファンド (確定拠出年金向け)』は、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
同指数はアジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の24か国で構成されています。
運用管理費用は年率で税抜0.56%です。
2018年7月末月報より |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
実績比較
2018年8月23日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。
直近の株式市場は、米国の長期金利上昇や貿易摩擦激化への警戒感から、特に新興国資産が軟調です。
おおむね時価総額比(先進国株式80%:国内株式10%:新興国株式10%)にならった全世界株式(含む日本)の組み合わせは、全世界株式(除く日本)とほぼ同水準の運用成績になっています。
全世界株式(除く日本)の新興国株式の比率を20%まで増やした場合は、全世界株式(含む日本)に若干劣後しています。
まとめ
最近は運用管理費用が年率で税抜0.1%~0.2%台という低廉な全世界株式インデックスファンドも登場しています。・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の出足の成績は?競合する全世界株式投信と比較(EXE-i つみたて、eMAXIS Slim、野村ほか)
全世界株式インデックスファンドには日本を含むものと日本を含まないものがあるので、迷ってしまうこともあるかもしれないですね。
もっとも、日本を含むファンドでも日本の比率は通常10%前後なので、両者の運用実績に極端な差はつきにくいようです。
資産運用の定石に従うなら分散を重視して、取りこぼしのないよう日本を含むファンドが好ましいでしょうね。
国内の個別株や国内株式を対象にしたアクティブファンドを組み合わせるなら、日本を含まないファンドが適しているでしょうか。
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