個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入すると、掛金が所得控除の対象となり、所得税と住民税が軽減されます。
私も税制優遇を目あてにSBI証券でiDeCoを始めましたが、「eMAXIS Slim」シリーズの登場と信託報酬(運用管理費用)の大胆な引き下げにより、SBI証券のiDeCoの品ぞろえは見劣りするようになってしまいました。
iDeCoで「eMAXIS Slim」シリーズが利用できる松井証券の主要な投資信託のラインナップを、SBI証券と比較してみました。
先進国株式、新興国株式、国内株式、バランスファンド比較
2018年5月11日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
太字の上段が松井証券の商品ラインナップ(主要な投資信託のみ)で、下段がそれに対応する資産クラスのSBI証券の商品ラインナップです。
松井証券の商品ラインナップのほうが信託報酬(運用管理費用)が低廉で、特に新興国株式は差が大きいですね。
類似の指数に連動するインデックスファンドを比較していますが、バランスファンドは新興国株式部分のみベンチマークとする指数が異なります。
『ひふみ年金』は松井証券とSBI証券の両方で取り扱っているアクティブ運用の投資信託です。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の信託報酬率が大幅に引き下げられたのは、2018年1月30日です(税抜0.1890%→税抜0.1095%)。
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の信託報酬率が大幅に引き下げられたのは、2017年12月13日です(税抜0.3390%→税抜0.1900%)。運用期間はまだ1年に達していません。
まとめ
個人型確定拠出年金(iDeCo)は金融機関ごとに商品ラインナップが異なっているので、事前の確認が必要です。最低水準の運用コストをめざすことをうたった「eMAXIS Slim」シリーズが利用できる松井証券のiDeCoの商品ラインナップは魅力的で、これから金融機関を選ぶのであれば有力な候補になりそうです。
国民年金基金連合会のiDeCo公式サイトの「かんたん税制優遇シミュレーション」によれば、年収500万円の人が20歳から毎月23,000円をiDeCoで拠出した場合、1年の軽減額は55,200円で、40年の累計では220.8万の節税になります。
年収300万円の人が20歳から毎月23,000円をiDeCoで拠出した場合は、1年の軽減額は41,400円で、40年の累計では165.6万円の節税になります。
こぼれ話
iDeCoの加入時には各社共通で税込2,777円(国民年金基金連合会へ支払)の手数料がかかります。
また加入後に毎月、税込167円(国民年金基金連合会と信託銀行へ支払)の手数料がかかります。このほかに金融機関への手数料が発生します(松井証券のiDeCoの場合は毎月の運営管理手数料は無料)。
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