※ 記事を更新しました(2018年11月28日)。
比較的低コストな『世界経済インデックスファンド』ですが、最近の超低コストなインデックスファンドに比べると、やや見劣りする印象もあるでしょうか。
『世界経済インデックスファンド』と、それに準拠したインデックスファンドの組み合わせのコストと運用実績を比較してみました。
世界経済インデックスファンドの特徴は?
2018年8月末現在 |
『世界経済インデックスファンド』は、日本を含む世界の債券と株式に分散投資します。
基本組入比率は、地域別(日本、先進国、新興国)のGDP(国内総生産)総額の比率を参考に決定します。年1回、地域別構成比の見直しを行います。
原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。
コストと運用実績比較
2018年11月27日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『世界経済インデックスファンド』のみ購入時手数料(税抜3%)と解約時の信託財産留保額(0.1%)が設定されています。
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券、楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。
『世界経済インデックスファンド』とインデックスファンドの組み合わせび比較では、コストの安いインデックスファンドの組み合わせのほうが僅差ですが運用成績が向上していてマイナス幅が小さくなっています。
ちなみに競合する8資産均等型バランスファンド(信託報酬は同率で税抜0.5%)との基準価額の推移の比較は下のグラフの通りです(起点の基準価額を1万円に統一)。
過去3年間の基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
まとめ
信託報酬(運用管理費用)については小数点以下のわずかな差でも運用する金額が大きくなったり運用期間が長くなったりすると、影響は意外と大きいでしょうね。信託報酬に0.3~0.4%の差があるとすると運用する金額が1千万円なら、1年で3~4万円の違いになります。20年、30年と長期で運用するなら無視できないですよね。
その一方でリバランスなどの手間を極力減らしたい、あるいは個々の資産の値動きに惑わされたくないというニーズもあるでしょうか。
個別にインデックスファンドを組みわせた場合、人の心理として、どうしても好調な資産は買い増したくなるし、不調な資産への投資はためらわれますよね。
高値づかみや底値での投げ売りを避けるため、中庸のポートフォリオを維持するのに、あえてバランスファンドで行くというのも一考の余地はあるかもしれませんね。
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