アメリカの株価(NYダウ)が8営業日連続で下落中です。ここまで下落が続くのは2011年以来のことだそうです。
一般的に内外の株式と債券に分散投資するバランスファンドは、株式のみに投資する場合にくらべ値動きが穏やかだと言われていますが、実際のところはどうなのか確認してみました。
ファンドの特徴
「eMAXIS バランス(4資産均等型)」は、日本を含む先進国の株式・債券に分散投資を行うファンドです。「eMAXIS TOPIXインデックス」は、我が国の株式市場の値動き(TOPIX)に連動する投資成果をめざすファンドです。
「eMAXIS 先進国株式インデックス」は、日本を除く先進国の株式市場の値動き(MSCIコクサイ・インデックス 円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。
ファンドの成績比較
2017年3月28日の基準価額を起点に計算 |
バランスファンドと株式(内外の株式の比率は1対1)の過去1週間、過去1カ月の騰落率をくらべると、バランスファンドのほうが下落率が控えめになっています。
過去3カ月の騰落率だと、先進国債券に足を引っ張られてバランスファンドのほうが下落率が大きくなっています。
まとめ
常にバランスファンドのほうが穏やかな値動きになるとも限らないようですが、株式市場が下落基調の時は分散投資をしているほうが、ある程度、下落幅が抑えられるようです。ちなみに「eMAXIS」シリーズの交付目論見書によると、リーマンショックのあった2008年は「eMAXIS バランス(4資産均等型)」のベンチマークの年間収益率は-29.2%となっています。これに対して「eMAXIS TOPIXインデックス」と「eMAXIS 先進国株式インデックス」のベンチマークの年間収益率はそれぞれ-41.8%と-55.9%です。
資産全体の変動リスクを小さくするには、バランスファンドに投資するほかに、リスク資産への投資を控えめにするという方法もありますね。値動きの激しい株式インデックスファンドに投資するなら、安全資産(個人向け国債や預貯金)の割合を高めにしておくのも一案でしょうね。
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