ひとくふう先進国株式、低ボラ高配当戦略、米国配当貴族いずれも先進国株式インデックスに劣後

2016年10月4日火曜日

スマートベータ 先進国株式 配当貴族 米国株式

t f B! P L
罠(わな)?
罠(わな)?

スマートベータ戦略ファンドの成績

通常のインデックスファンドより低リスク高リターンをうたった「ひとくふう先進国株式ファンド」の設定日(2016年8月31日)から今日までの基準価額の騰落率を、競合するファンドと比較してみました。

比較の対象は、リスクに対する収益の最大化を狙ったという「たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略」や25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」です。

また「MSCIコクサイ・インデックス」に連動する通常のインデックスファンドである「たわらノーロード 先進国株式」の成績も一緒にまとめてみました。

基準価額騰落率
ワースト順位

設定時が人気も成績もピーク?

まあ、まだ1カ月ちょっとの運用期間ですからね。とはいえスマートベータ戦略をとったファンドのいずれもが通常のインデックスファンドの成績に劣後しています。

テーマ型投資信託は旬が短いので手を出すべきでないとよくいわれます。特定のテーマに沿った投資信託は関連の株式の人気がピークの時に設定されることが多く、長期投資には向かないことが多いのだそう。

アメリカの高配当株はすでに割高というニュースもあります。後から振り返った際にスマートベータ戦略も、SRI(社会的責任投資)、IT、バイオ、エコ、インバウンド、シェールガスといった特定のテーマと一緒で流行り言葉にすぎなかったなんて乱暴にひとくくりにされる時が来ないことを祈ります。

まとめ

「長期、分散、低コスト」を旨とするインデックス投資に共感していたのに、「低ボラティリティ高配当」という甘い言葉に誘われて信託報酬が年率1%近いアクティブファンドの「たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略」に手を出した私はよく反省しないといけないですね(苦笑)。

スマートベータ戦略の投資信託が相次いで設定されるということは通常のインデックスファンドではもう儲からないと考えている人が多いのかもしれません。だとすれば株式相場全体も下り坂でしょうか。

景気は循環するものと長い目で見て淡々と積立投資を継続できればよいのですけれど。



関連記事
『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のコストが高めな訳は?SMTダウ・ジョーンズと比較
『iFree S&P500インデックス』をNYダウや米国配当貴族等の投信と比較 楽天・全米株式も気になる?
低ボラティリティ高配当戦略は机上の空論?株式インデックス投信どころかバランス投信にも負ける
スマートベータ戦略は下げ相場に強い?先進国株式に投資する「たわら」と「たわらplus」比較
『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』米国の低ボラティリティ高配当株はすでに割高 スマートベータ戦略は失敗する?
意外?SMT米国配当貴族の組入銘柄の配当利回りは外国株式インデックスより低い

楽天Koboお父さんが教える 13歳からの金融入門【電子書籍】[ デヴィッド・ビアンキ ]
Amazon KindleMarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法【電子書籍】[ 広瀬隆雄 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログのリンク集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
ブログ村 家計管理・貯蓄
家計管理・貯蓄が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング

注目の記事

株高の恩恵は株主以外の幅広い層にも及ぶ?&ポイント運用でお試し投資/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績 新NISAも赤字解消

2024年10月末時点の主要なインデックスファンドと私自身の運用成績 を簡単にまとめています。 また資産運用に関する記事をいくつか紹介しています。

よく読まれている人気記事

QooQ