iFreeとeMAXISシリーズのコストと成績比較
iFreeシリーズとeMAXISシリーズの主要なインデックスファンドを比較していました。比較の対象は、バランスファンドと先進国株式、新興国株式、国内株式、先進国債券、新興国債券、国内債券、先進国REIT、国内REIT、それぞれの資産のインデックスファンドです。
信託報酬(運用管理費用)とiFreeシリーズ設定日から9月末現在までの基準価額の騰落率をまとめてみました。
設定日の基準価額は1万円ちょうどにそろえられているというわけではないようです。
設定して間もない投資信託だと現金比率や先物比率が高く上げ相場に弱く下げ相場に強い傾向にあるので多少割り引いて考える必要はあります。
各資産とも運用管理費用の安いiFreeシリーズがeMAXISシリーズよりおおむねマシな成績のようです。
中には先進国債券、国内債券で同等の成績だったり、新興国債券のようにiFreeがeMAXISに劣後しているものもあります。
iFreeは純資産総額の成長が課題
騰落率の差異が大きい新興国株式と先進国REITについてSMTシリーズやFunds-iシリーズを交えて改めて比較してみました。新興国株式のベンチマークはiFreeが「FTSE RAFI エマージング インデックス」で、eMAXISとSMT、Funds-iが「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」と異なっているので、同じベンチマーク同士であればそれほど差がないことがわかります。
先進国REITのベンチマークはどのシリーズも「S&P先進国REIT指数」で共通ですが、iFreeは純資産が少ないために指数からかい離してしまっているのかもしれません。
下落幅が小さいということは裏を返せば現在の基準価額が割高という可能性もあります。
純資産総額が小さいと指数に連動させるのが難しいので、まだほとんどのファンドが純資産総額1億円未満であるiFreeシリーズへのさらなる資金流入と資産の成長に期待したいです。
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