新興国から資金が流出し通貨安に |
新興国の通貨安
保護主義を掲げるドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したことで新興国が通貨安に見舞われています。インドネシアやマレーシア、インドの中央銀行が通貨安に歯止めをかけるためドル売り介入を行ったそうです。
アメリカが次期大統領や政策への期待先行で株高、ドル高になっている一方、新興国からは資金が流出しているようです。
新興国資産を含む「eMAXIS バランス(8資産均等型)」と「iFree 8資産バランス」2つのバランスファンドの大統領選後の成績を比較してみました。
参考として対照的な動きを見せる新興国株式とアメリカ株式(NYダウ)に投資するインデックスファンドの成績も一緒に表にまとめてみました。
2つのバランスファンドの資産配分は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートそれぞれ12.5%ずつとなっています。
新興国株式のベンチマークは「eMAXIS」が一般的な「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」なのに対し、「iFree」はファンダメンタルに着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」になっています。
前者の指数が23か国837銘柄で構成されているのに対し(2016年5月末現在)、後者の指数は13か国約350銘柄で構成されています(2016年6月末現在)。
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eMAXIS バランス(8資産均等型)とiFree 8資産バランスほか成績比較
新興国株式が足を引っ張ったこともあってか、「iFree 8資産バランス」は「eMAXIS バランス(8資産均等型)」に基準価額の騰落率で負けています。
新興国株式は今のところ15日に底を打っていて(関連記事)、以後は回復傾向にあります。「iFree 新興国株式インデックス」は「eMAXIS 新興国株式インデックス」にくらべ分散の度合いが低いためか、この期間では騰落率の赤字幅が大きいようです。
「iFree NYダウ・インデックス」も、信託報酬の高い「eMAXIS NYダウインデックス」に僅差で負けています。純資産総額の差(18日現在iFree NYダウ5.72億円、eMAXIS NYダウ43.93億円)が運用に響いているのでしょうか。
「iFree NYダウ・インデックス」の10月末の月報を見ると資産規模がまだ小さいせいか「SPDR DJIA TRUST」というNYダウに投資するETFが組入銘柄の1位(18.9%)になっています。
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