為替ヘッジ型投信は円安で赤字になる? |
米大統領選後は円安に傾く
アメリカの大統領選後、一時101円台をつけたドル円相場が110円台になりました。為替リスクを軽減してくれる為替ヘッジ型の投資信託は円高局面では投資信託の基準価額を黒字に押し上げてくれましたが(関連記事)、今回の円安局面ではどうだったのか確認してみました。
野村インデックスファンドの外国株式と外国債券の為替ヘッジなしのものと為替ヘッジ型の成績をくらべてみました。
2016年9月6日の交付運用報告書によると「Funds-i 外国株式」のマザーファンドの通貨別配分は米ドルが64.9%、ユーロが12.6%となっています。
「Funds-i 外国債券」の場合は米ドルが42.1%、ユーロが40.6%となっています。
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投資信託の為替ヘッジなしあり成績くらべ
為替レートは1ドルあるいは1ユーロ買うのに必要な円が増えたので、そのぶん円高になったということですね。
外国株式の場合は、株価が上昇したこともあり「Funds-i 外国株式」と「Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型」どちらも黒字ですが、為替ヘッジなしのほうがプラス幅が大きいようです。
その差は4.58%です。
外国債券の場合は、株式と対照的に債券は売られましたが円安で相殺できたのか「Funds-i 外国債券」は黒字、「Funds-i 外国債券・為替ヘッジ型」は債券安と為替ヘッジが裏目に出たのとでダブルパンチになったのか赤字になっています。
その差は3.4%です。
まとめ
今後、円安傾向が続くのかどうか予想はできないですが、急激に円安方向に傾いたので揺り戻しはあるかと思います。トランプ次期大統領も自国に不利な過度なドル高は容認しないでしょうし。為替ヘッジ型の投資信託は相応にコストがかかるので、円高対策としては為替ヘッジ型の投資信託を利用するほかにも円の預貯金や個人向け国債など安全資産を増やすという手もありますよね。
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