NISAで年初に一括投資「eMAXIS バランス(8資産均等型)」と「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の成績比較

2016年9月23日金曜日

8資産均等型 Funds-i内外7資産・為替ヘッジ型 NISA一括投資

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※ 記事の最後に2017年6月1日現在のデータを追記しました。

あれこれ悩むよりバランスファンドでいいのかも?

NISA(少額投資非課税制度)が始まる前は世界経済インデックスファンドに投資していて、NISAが始まってからは世界経済インデックスファンド(株式シフト型)と外国株式(先進国株式)インデックスファンドに投資していました。

新興国を多めに含む世界経済インデックスファンド(株式シフト型)の値動きの激しさに、途中から外国株式インデックスファンド一本に切り替えました。その後、スマートベータ戦略ファンドや日本株式インデックスファンドにも投資してみました。

いろいろ迷走した挙句、結局、一周回って、内外の資産にほどよく分散されたバランスファンドでよいのではという気がしてきました(苦笑)。

三菱UFJ国際投信の「eMAXISバランス(8資産均等型)」と野村アセットマネジメントの「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」(野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型)、2つのファンドをNISAで投資した時の成績をまとめてみました。

バランスファンドそれぞれの資産配分

「eMAXISバランス(8資産均等型)」と「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」資産配分

eMAXISバランス(8資産均等型)」の資産配分は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT(不動産投資信託)、先進国REIT、以上8資産に均等に12.5%ずつというもの。

購入時手数料はありません。投資信託を保有している間かかる運用管理費用(信託報酬)は年率で税抜0.5%です。換金時に0.15%の信託財産留保額が差し引かれます。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の資産配分は株式と債券、REITに3分の1ずつというもの。細かい内訳は国内株式と先進国株式に6分の1ずつ、国内債券と先進国債券、新興国債券に9分の1ずつ、国内REITと先進国REITに6分の1ずつで、外貨建て資産には為替ヘッジが行われていて為替リスクの低減が図られています。

購入時手数料の上限は税抜2%ですが、ネット証券など無料の場合も。投資信託を保有している間かかる運用管理費用(信託報酬)は年率で税抜0.5%です。換金時に0.2%の信託財産留保額が差し引かれます。

「eMAXIS バランス(8資産均等型)」成績

 「eMAXISバランス(8資産均等型)」成績

NISA口座で各年度の最初の日に投資した(1月最初の営業日の翌営業日の基準価額で約定)と仮定して、2016年9月20日現在の基準価額から見た年度ごとの損益と通算成績をまとめています。

2014、2015年度のNISA口座の非課税投資枠は100万円ですが、2016年からは120万円に増額されています。

eMAXISバランス(8資産均等型)」は現時点(2016年9月20日)での基準価額から見ると、2014年は好調で、2015年、2016年は成績が振るいませんでしたが、通算では微マイナスと相場が荒れ模様な中では比較的健闘していると思います。

「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」成績

「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」成績

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」は現時点(2016年9月20日)での基準価額から見ると、2014年は絶好調で、2015年、2016年ともに損益は黒字を維持しています。通算でも良好な成績です。

バランスファンドでも為替の影響は小さくない

現時点(2016年9月20日)では「eMAXISバランス(8資産均等型)」より「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」のほうが優秀な成績ですが、もし為替が円安の方向に振れていれば逆の結果になったはずです。

先延ばしにされたものの、いずれアメリカが利上げされるとまた円安の方向に動くかもしれませんし、日米の金利差が開くと為替ヘッジのコストも重くなります。

とはいえエコノミストの方でも予想を外すこともありますし、為替リスクの軽減が期待できる為替ヘッジ型のバランスファンドを保険として一定の割合で保有しておくのも悪くないような気がします。

追記
下の表は2017年6月1日現在のデータです。

「eMAXISバランス(8資産均等型)」と「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」成績比較
過去の実績が将来の運用成績を保証してくれるわけではありません

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」の月報によると為替ヘッジ前の利回りの加重平均は2.7%ですが、為替ヘッジ後は2.1%と相応にヘッジコストがかかっています(2017年4月末現在)。




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