バランスファンド特徴
「eMAXIS バランス(8資産均等型)」と「iFree 8資産バランス」はどちらも低コストで世界中の資産に分散投資できるバランスファンドです。先進国、日本、新興国の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券 新興国は対象外)に幅広く投資することができます。
運用管理費用は後発の「iFree 8資産バランス」がより低コストです。
今週末までの成績
「iFree」が設定されてから今週末までの各バランスファンドの基準価額の騰落率と、唯一ベンチマークが異なっている新興国株式の成績についてまとめてみました。新興国株式は、「eMAXIS」と「iFree」シリーズの新興国株式インデックスの成績を参考にしています。
一般的に設定されてまだ間もないファンドだと、現金比率が高めで上げ相場に弱く下げ相場に強いという傾向があります。
今月に設定されたばかりの「iFree」の成績も多少割り引いて考える必要があるかもしれません。
期間の短いわりに騰落率が結構違うように見えますが、時間がたつにつれて、いずれは一定の水準に収まっていくのでしょうか。
どちらを積み立てるか?
今月から月の上旬に「eMAXIS バランス(8資産均等型)」を、下旬に「iFree 8資産バランス」をNISA口座で積み立てる設定にしました。コストに注目するなら、「iFree 8資産バランス」のほうが運用管理費用も安く解約時の信託財産留保額もないので、こちら一本にしてもいいのですが……。
実績が不安なのと新興国株式のベンチマークがいわゆるスマートベータで分散の度合いが低いのが気になっています。
来年から、つみたてNISAが始まるなら、対応するバランスファンドが各社から登場するかもしれません。低コストで分散投資できるファンドの新規設定に期待しています。
既存ファンドの信託報酬の引き下げにも期待
あるいは既存ファンドの信託報酬の引き下げもあるかもしれません。「eMAXIS」シリーズは一部ファンドで純資産が一定額を上回った部分について信託報酬率の引き下げを導入しました。
しかしながら、仮に「eMAXIS」全体に適用するとしても純資産の目標金額が高すぎて該当するファンドがありません。
信託報酬率の引き下げ幅も物足りないなど、受益者還元型といいながら本当に還元する気があるのか疑問符がついて、逆に失望を買っているようです。
販売会社とも信託報酬を分け合っているので難しい面もあると思いますが、ライバルとの競争力維持のためにもコストのもう一段の引き下げを期待したいです。
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