安く買って高く売ることは可能か(成功率は1.2%)長期投資がベターとされる理由/ iDeCo・つみたてNISAの評価額

2022年6月12日日曜日

iDeCo・つみたてNISA運用実績

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iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。

最後の段落で、世界最大級の資産運用会社バンガードの投資入門について紹介しています。


iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益

iDeCo・つみたてNISAの成績

前週末比は米国株式インデックスファンド-0.53%、先進国株式インデックスファンド-0.31%、新興国株式インデックスファンド+3.46%です(参照「国際分散投資の魅力とは」)。

その結果、前週末比の評価額iDeCo-18,545円つみたてNISA-957円でした。

投資信託の基準価額に反映されるのは月曜日ですが、週末の米国株式市場はまた大きく下げています。

米国株式市場=大幅続落、インフレ高進で積極利上げ観測高まる(ロイター)

米CPI、前年比8.6%上昇に加速-FRBとバイデン政権に圧力(ブルームバーグ)

インフレの高止まりで実質賃金のマイナスが続いているそうです。スタグフレーション(景気停滞とインフレの同時進行)への警戒感から株式市場はまだまだ不安定な状態が継続しそうですね。

米国株式に難路続く?長期積立投資の意義を再認識(楽天証券トウシル)

株式市場に一時的な乱高下はつきもので、その度に売ってしまうのは合理的ではないと考えます。売ってしまった後に再び買い戻すタイミングを正確に当て続けることは専門家にとってさえ難しいからです。

むしろ、株価が急落した局面は「積み増し買いに有利だった」ことに注目したいと考えています。米国株式への投資には長期的視野と時間分散効果を重視して向き合いたいと思います。

米国株の長期積立投資の効果

楽天証券トウシルの記事によれば2007年末から米国株式(S&P500 配当込み/円換算)に毎月3万円ずつ積立投資をした場合、2008年の金融危機で約5割も下落したものの、2022年5月末時点では累計投資額522万円に対し評価額は約3.7倍の約1,950万円に達したそうです。

予想されたシナリオ通りに経済や株価が動くとは限りませんし、過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありませんが、下落局面を何度も乗り越えてきた長期投資の可能性には勇気づけられますよね。


安く買って高く売ることは可能か 長期投資がベターとされる理由

株や投資信託のチャートを見ると、安いときに買って高いときに売ることができれば大儲けなのに、とつい考えてしまいますよね(苦笑)。

ミシガン大学の研究によると30年間(1963年~1993年)の米国株式市場の上昇幅のうち95%が取引のあったすべての日の中で値上がりの著しかった1.2%の日に集中していたそうです(バンガード「投資入門」より)。

単純化して言うなら100日のうち、わずか1日でも逃すとリターンの大部分を取りこぼしてしまう恐れがあるということですね。

また投資(保有)期間が長くなるほど短期的な価格変動の影響は次第に小さくなっていく傾向にあるようです。

普通株におけるリターンの幅

タイミングを見計らって投資する難易度の高さを思えば、次善の策としては長期投資がやはりベターなのかもしれませんね。



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