個人型確定拠出年金(iDeCo)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『同 先進国株式インデックス』・『同 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド-1.51%、先進国株式インデックスファンド-0.43%、新興国株式インデックスファンド+2.14%です(参照「相対的に底堅い日本株に投資妙味?NISA恒久化に期待」)。
その結果、前週末比の評価額は積立(269,829円 = 掛金270,000円 後倒し分含む - 手数料171円)のあったiDeCoが+224,989円(積立分なし-44,840円)、つみたてNISAは-5,813円でした。
個人型確定拠出年金(iDeCo)のメリット・デメリット
個人型確定拠出年金(iDeCo)には積立時(掛金の全額が所得控除の対象)・運用時(運用益が非課税)・受取時(一定額が非課税)にそれぞれ税制上の優遇措置を受けられるメリットがあります。
所得税や住民税の軽減額は下のシミュレーションを参考にしてください(課税所得がない人は所得控除は受けられません)。
・かんたん税制優遇シミュレーション(iDeCo公式サイト)
一例として掛金が毎月1万円で所得税と住民税が10%ずつとすると、年間2.4万円の税金が軽減されます。
iDeCo以外に会社からの退職金がある場合等パターン別のお得な受け取り方については下の記事を参考にしてください。
・差がつくiDeCoの受け取り方法(前編)分割か一括どっちがいいの?(トウシル)
・差がつくiDeCoの受け取り方法(後編)パターン別の有利な方法とは?(トウシル)
デメリットとしては原則60歳まで資産を引き出せない、各種手数料がかかることがあげられます。
投資信託で運用する場合、資産が増減するリスクがあります。価格変動リスクをどうしても避けたいなら、定期預金で所得控除メリットを享受する選択肢も。
下の日興フロッギーの記事ではiDeCoの概要やメリット・デメリットについてマンガで紹介しています。
・第1話 iDeCoは「税金のキャッシュバック」!?
・第2話 iDeCoは「生命保険」のかわりにもなる
・第3話 やっぱりiDeCoが最強!
2022年以降の法改正については下の記事を参考にしてください。
・法改正でますます拡充 2022年からiDeCoはどう変わる?(iDeCo公式サイト)
・マンガでわかるiDeCo 2022年制度改正対応版! iDeCoを知ろう。(PDF/iDeCo公式サイト)
米国株・先進国株・全世界株等の実績(チャートと騰落率)
下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2019年5月21日~2022年5月20日)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2022年5月20日現在)。
株式市場が軟調だとリスク資産を減らしたくなることだってあるかもしれませんが、反発局面を取りこぼしてしまう恐れもありますよね。
・投資家の仕事は「待つこと」であるワケ(ダイヤモンド)
資本主義というのは本質的に規模が拡大することで自己増殖する性質を持っている。したがって今後も世界の人口が増え続ける限りにおいて、世界経済の成長はブレながらも続くと考えるべきだろう。多少のタイムラグはあったとしても、それが時価総額に反映されていくことは間違いない。正しいインデックス投資というのは、そういう世界経済の成長を期待して投資することである。
<中略>インデックス投資のバイブルのひとつと言われている「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)に興味深い話が載っている。1982年~2000年の18年間、S&P500に投資を続けた場合、最も上昇した上位わずか30日間を逃すだけで、持ち続けた場合に比べると収益は半分近くになってしまうということだ。さらにもっと長い期間である75年間で調べてみると、さらに衝撃的な結果が出てくる。上昇率ベストの上位7%の期間によって、75年間の収益の大部分が達成されているというのだ。
いつ稲妻が輝くか分からない以上、取りこぼしを避けたいならリスク許容度に気をつけながら市場に居続けるしかないということですね。
景気は循環するものですし、インデックスファンドを通じて幅広い国や業種、銘柄に分散しているのであれば保有をし続けているだけでも自然と新陳代謝が進むことになりますね。
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・「8資産均等型」一括投資と積立投資の評価額を5年、10年、20年弱で比較 積立投資のメリットとデメリットとは?
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