主だったインデックスファンドの成績と2022年1月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益を確認してみました。
また最後の段落で、世界株の積立投資に関する日経新聞の記事や金融庁のつみたてNISA早わかりガイドブックの一節、大和AMの暴落学のマンガを紹介しています。
全世界株式、先進国株式、米国株式、国内株式、新興国株式の成績
インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
下のチャートは過去1年間の基準価額の推移(2021年1月末~2022年1月末/月末ベース)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。インデックスファンドの騰落率
下のグラフは1月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2022年1月31日現在)。新型コロナウイルスのオミクロン株の流行や米国の金融引き締めの加速が懸念されて株価が下落しています。
過去1年の騰落率を見ると新興国株式の出遅れが目立ちますが、新興国株式の中でも特にアジア株に注目する見方もあるようです。
・2022年は出遅れている新興国株に注目 ファンダメンタルズが良好なアジア株が優位(三井住友DSアセットマネジメント)
先進国株式の割高感から足元では新興国株式の相対パフォーマンスの改善のきざしが観測され、1株当たりの利益の伸びではアジア・パシフィック地域が今後は米国を上回る水準になるのではないかと予想されています。
国際分散投資が報われることになるのか、巻き返しに期待したいですね。
・NISA人気投信ベスト5の積立投資の評価額 米国株(S&P500)、先進国株、オール・カントリーほか【楽天証券】
NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)
資産配分と評価額および損益
上記のほか、日興フロッギーでETFも少額保有しています(世界株 113円、米国株 10,352円)。
2021年12月末に比べると100万円くらい評価額が目減りしていますが、投資のリターンはリスク資産の値動きを受け入れる、いわば我慢料という見方もありますね。
つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の評価額および損益は下の表の通りです。
NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」にまとめられています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。かんたん税制優遇シミュレーションでiDeCoに加入した場合の税負担の軽減額を確認できます。
2022年は波乱のスタートでも積立投資には好都合?
私が積立投資を始めたころも円高で投資信託の基準価額が低迷していました。今、振り返るとあの時にもっと買っておけばよかったなって思うこともあります。直近の荒れ模様の相場も時間が解決してくれると信じたいです。
・危機乗り越える世界株投資 夫婦で4000万円目指す(日本経済新聞)
日本経済新聞によると、世界的な金融危機だったリーマン・ショック時に株価が回復するまで全世界株式の積立投資を継続していた場合(2008年8月末~2013年2月)、4割ほどの利益が出ていたそうです。
まさに「損して得取れ」あるいは「継続は力なり」といった感じかもしれませんね。
・つみたてNISA早わかりガイドブック(金融庁)
市場が動揺して基準価額が下がっている時は、より多くの口数を購入できるチャンスでもあります。粘り強く積み立てを継続したいです。
ただし、運用額が膨らんでくると新規の積立分の影響はだんだん小さくなっていくので、将来的にはリタイアメントが近づくにつれ徐々に預貯金等の安全資産の割合を増やしていく工夫も必要でしょうね。
・マンガで学ぶ「暴落学」 第4話 積立投資で暴落をチャンスに変える!!(大和アセットマネジメント)
資産運用に好不調の波はつきものですから、焦らず気長に種まきを続けられたらと思います。
先ほどの日経新聞の記事によれば先進国株式に積立投資した場合、運用成果は終了時期によってバラツキがあるものの、20年で平均2.3倍、30年で平均3.5倍、40年で平均5.3倍になったそうです。
過去のデータは将来の運用成果を保証するものではなくインフレの影響(日銀)も考えると過信は禁物ですが、長期運用の可能性には驚かされますよね。
おすすめ記事
つみたてNISAがスタートした2018年1月からの国内株式、先進国株式、新興国株式の積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?(2018年1月~)
全世界株式と米国株式に半分ずつ投資した場合の積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』半分ずつ投資した実績を評価
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