iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
SBI証券のつみたてNISAランキングと人気投信の運用実績も簡単にまとめています。また、最後の段落でニッセイ基礎研究所の金融・経済危機と積立投資に関する記事を紹介しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+1.94%、先進国株式インデックスファンド+1.46%、新興国株式インデックスファンド-0.57%でした(参照「金融緩和縮小でも株高は続くか」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+63,271円、積立(33,333円)のあったつみたてNISAは+63,184円(積立分なし+29,851円)でした。
・出遅れの巻き返しが待望される日本株式~企業業績見通しの改善加速に加え、バランスの取れた政策遂行に期待~(PDF/日興AM)
日本株式に限らず、米国以外の出遅れている国や地域の巻き返しに期待したいです。
米国株式の過熱感(バブル?)も気になりますが、予想EPSの推移を見ると米国企業の強さはやはり別格のようですね。
人気投信の実績は?SBI証券つみたてNISAランキング
SBI証券つみたてNISAランキング(積立設定件数)
SBI証券のつみたてNISAランキング(積立設定件数)ベスト5の投資信託は下記の通りです(2021年10月1日~同年10月31日)。1位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0938%程度
2位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株・中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
3位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
同 税込0.0968%以内
4位 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株・中型株・小型株)に投資
同 税込0.0938%程度
5位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資
同 税込0.154%以内
『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』は2021年6月29日に設定されたばかりのため、運用実績の比較では同じベンチマークに連動する『楽天・全米株式インデックス・ファンド』を一部代用しています。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のほうが運用管理費用(年率)は税込0.162%程度と若干割高です。
SBI・V・S&P500、オール・カントリーほかチャートと騰落率
下のチャートは過去2年の基準価額の推移(2019年11月6日~2021年11月5日)を比べたものです。資産クラスの近いものを先に並び替えています。起点の基準価額を1万円に統一しています。
『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』も含めた各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年11月5日現在)。
コロナショック時の下落率は2020年2月21日~同年3月24日(バランスは~同19日)の数字です。
コロナ禍の世界的な金融緩和の恩恵もあり株式(特にハイテク株の強い米国株式)が非常に好調ですが、長い目で見て将来の不確実性を重視するのであれば幅広い地域に分散した全世界株式インデックスファンドや複数の資産に分散したバランスファンドも魅力的かもしれませんね。
資産運用に好不調の波はつきものですから、リスク許容度に応じた無理のない範囲で積立や運用を継続していければと思います。冷静な判断力を維持するためには預貯金等の安全資産や生活防衛資金の備えも大事ですよね。
・子どもが生まれて「貯める」だけでいいの? 投資? 必要なのは「リスク」の理解(たまひよ)
・株は何割?初心者でもできる「資産配分」計算式:ポートフォリオの作り方(楽天証券トウシル)
米国株式、全世界株式、バランスファンドの積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。
・『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』『同 先進国株式インデックス』『同 全世界株式(オール・カントリー)』『同 バランス(8資産均等型)』実質コスト、運用実績、積立投資の評価額を比較(2019年1月~)
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』半分ずつ投資した実績を評価(2018年1月~)
金融・経済危機と積立投資の評価額
・株式インデックスに積立投資をしたら、どれくらい増えるのか-先進国株式、新興国株式、米国株式、日本株式で比較してみた。(ニッセイ基礎研究所)下の表は4つの金融・経済危機の直前から毎月2万円ずつ積立投資をした場合の2021年9月末時点の残高(評価額)を示しています。投資コストや税金は考慮していません。
ナスダック100・ダウ平均株価・S&P500は米国株式、MSCIコクサイ・MSCI Worldは先進国株式(前者は日本を含まず後者は含む)、MSCI ACWIは世界株式、MSCI EMは新興国株式、日経平均株価・TOPIXは日本株式をそれぞれ対象にした指数です。
株価が暴落しても粘り強く積み立てを続けられれば残高は大幅なプラスになっています。投資タイミングに悩むくらいなら、つみたてNISAやiDeCoといった非課税口座を利用した積立投資(時間分散)も一案でしょうか。
上記の記事のまとめでは「米国株式、先進国株式など、今後の成長が期待できる株式インデックス投資がお勧め」とされていますが、過去の実績は将来の運用成果を保証するものではないので、取りこぼしのない世界株式による国際分散投資も堅実な選択肢かもしれませんね。
おすすめ記事
つみたてNISAの積立投資の成績(2018年1月~)は下の記事を参考にしてください。・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
・楽天・全世界株式とも比較!バランスファンドをつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら? 4、6、8資産均等型、世界経済インデックスファンド
【Amazon】インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法【電子書籍】[ ジョン・C・ボーグル ]
【楽天Kobo】新・投資信託にだまされるな! 買うべき投信、買ってはいけない投信【電子書籍】[ 竹川美奈子 ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿