iDeCo(個人型確定拠出年金)・つみたてNISAの運用実績を簡単にまとめてみました。
積み立てている『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の成績も確認しています。
アクティブファンド『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』と米国株式(S&P500)インデックスファンドのコロナショック下の実績も比較してみました。両者ともSBI証券のiDeCoでも投資できます。
iDeCo・つみたてNISAの運用実績
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド(+2.39%)も、先進国株式インデックスファンド(+2.51%)も、新興国株式インデックスファンド(+3.35%)もプラスでした(「米大統領選 トリプルブルー(バイデン勝利、民主党優勢)で株高?」参照)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+48,705円、つみたてNISAは+32,383円でした。
・「雇用なき回復」へ向かう米国経済 (ピクテ投信)
米国経済は、新型コロナウイルス禍を契機として構造転換の局面に入ったと見られる。企業はリモート化への対応など経営改革を迫られ、人材の流動化は避けられないだろう。これは、1990年代前半の「雇用なき回復」と似た状況だ。労働移動が一巡するまで、中期的なドル安局面となる可能性が強い。また、株式市場では、成長株とデフェンシブが物色されそうだ。
為替相場が1ドル70円台に達した1995年および2011〜12年は米国を中心に世界経済の構造変化の最終局面だったそうで、コロナ禍の今回も雇用調整が一巡するまでドル安が続く可能性が指摘されています。
また、FRBがゼロ金利を継続し景気回復も緩慢な状況下では成長株とデフェンシブ系の高配当銘柄が選好されるのでは、というのがピクテ投信の見立てのようです。
先行きの不透明感が根強いなら幅広い業種に分散されたインデックスファンドの取りこぼしのなさも魅力的ですが、銘柄を厳選したアクティブファンドにもチャンスが巡ってくるでしょうか。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか運用実績
米国株式・先進国株式・新興国株式のチャート
下のチャートはインデックスファンドの過去2年間の基準価額の推移(2018年10月10日~2020年10月9日)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。
米国株式・先進国株式・新興国株式の騰落率
インデックスファンドの騰落率は下の表の通りです(2020年10月9日現在)。コロナショックのあった調整局面の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字です。
2020年10月9日現在の純資産総額は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』1,728.62億円、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』1,306.32億円、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』371.33億円です。
コロナ禍で厳選投資のアクティブ投信が実力を発揮?
アクティブ運用の『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』は、圧倒的な競争力を持った米国上場企業への長期厳選投資をうたっています。2020年8月末現在、ウォルト・ディズニー(コミュニケーション・サービス)、コルゲート・パルモリーブ(生活必需品)、ビザ(情報技術)、テキサス・インスツルメンツ(情報技術)、3M(資本財・サービス)、ベクトン・ディッキンソン(ヘルスケア)、ナイキ(一般消費財・サービス)、シャーウィン・ウィリアムズ(素材)、コストコ・ホールセール(生活必需品)、マコーミック(生活必需品)など27銘柄を組み入れています。
以下、分配金の出ている『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』の成績は、分配金(税引前)再投資基準価額をもとに計算しています。
下のチャートは後発の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来2年3ヵ月強の期間で基準価額の推移(2018年7月3日~2020年10月9日)を比べたものです。
比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
騰落率の比較は下の表のとおりです(2020年10月9日現在)。
調整局面の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字、設定来騰落率は後発の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来2年3ヵ月強の数字です。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』税抜0.9%に対し、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』税抜0.088%以内と、やはりアクティブ運用の前者のほうがコストが高めです。
2020年10月9日現在の純資産総額は『農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』56.74億円、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』1,728.62億円とインデックスファンドの隆盛ぶりがうかがえます。
コロナ禍で実体経済の停滞が続くなら、銘柄を厳選したアクティブファンドにもう少し光が当たることになるでしょうか?
・農林中金バリューインベストメンツ 奥野一成氏に聞く 株式投資は構造的に強靭な企業を選別する必要がある(MonJa)
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