シュチェチン ポーランド (Renata MisztalによるPixabayからの画像) |
楽天証券の2020年7月のNISAランキング(積立件数)でベスト5の投資信託について、特徴や運用実績を簡単にまとめてみました。
NISA(少額非課税投資制度)については、金融庁のWEBサイトで解説されています。
楽天証券NISAランキングベスト5(積立件数)
楽天証券のNISAランキング(積立件数)ベスト5の投資信託は下記の通りです(2020年7月1日~同年7月31日)。1位→(前回1位)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
2位→(前回2位)楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株~小型株)に投資
3位↑(前回4位)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株と中型株)に投資
4位↓(前回3位)eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株と中型株)に投資
5位↑(ー)楽天・全世界株式インデックス・ファンド
日本を含む世界の株式(大型株~小型株)に投資
新型コロナ再流行による先行きの不透明感や、あるいは米国株式の過熱感も理由なのか、投資信託1本で国際分散投資が実現できる全世界株式インデックスファンドがランクアップしています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/楽天・全米株式ほか特徴
資産クラスの近いものを先に並び替えています。『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.0968%以内です。
2020年6月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。
2020年5月末現在(同年6月末月報より) |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1023%以内です。
2020年6月末月報より |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 2020年6月末月報より |
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(三菱UFJ国際投信)は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1144%以内です。
2020年6月末月報より |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2020年6月末月報より |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))』(楽天投信投資顧問)は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.212%程度です。
2020年5月末現在(同年6月末月報より) |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 2020年5月末現在(同年6月末月報より) |
今回、取り上げた投資信託は原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません。信託期間はすべて無期限です。
米国株式・先進国株式・全世界株式の運用実績
下のチャートは、基準価額の推移を後発の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』設定来1年9ヵ月強の期間(2018年10月31日~2020年8月6日)で比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年10月31日~2020年8月6日 過去の実績は将来を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2020年8月6日現在)。
調整局面の上昇率は2020年3月24日~同年8月6日、下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字、設定来騰落率は1年9ヵ月強の数字です。
2020年8月6日現在 過去の実績は将来を保証するものではありません |
コロナショック下の運用実績を見ると、中小型株まで幅広くカバーした『楽天・全米株式インデックス・ファンド』や『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は競合より基準価額の変動幅が若干大きめな印象を受けますね。
・長期投資のススメ ~「Stay Market」の重要性~(日興AM)
出典:長期投資のススメ(日興AM) |
日興アセットマネジメントは長期投資のメリットの一つとしてリターンの安定化をあげています。
世界株式の投資期間別リターン【左グラフ】を見ると、投資期間が長くなるほどリターンがマイナスになる割合が減少しています(1年間 24% → 5年間 14% → 10年間 1%)。
世界株式の過去およそ20年間の価格推移【右グラフ】は、1.マーケットに居続けた場合と2.各年において日次リターンが最も高い1日(合計20日分)を除いた場合を比較したものです。
わずか20日分のリターンを取り逃した結果、運用成果はおよそ半分程度にまで落ち込んでいます。長期投資で粘り強く運用を続けることで短期売買による機会損失を避けられるなら、それも大きなメリットですよね。
マーケットが荒れ模様になっても冷静な判断力を保つためには、預貯金や生活防衛資金の備えも忘れないようにしたいです。
SBI証券のつみたてNISA人気ファンドベスト5は下の記事をご覧ください。
・米国株か世界株か?【投信ランキング】SBI・バンガード・S&P500、オール・カントリー、ひふみプラスほかSBI証券つみたてNISA人気ファンドベスト5の実績比較・評価
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積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。・【つみたてNISA】楽天・全米株式/全世界株式 積立投資(月1万円)の評価額の推移
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
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