内外の株式とREIT(不動産)金融危機を含む過去15年間の毎月1万円積立投資の成果は?年間リターンのぶれ幅が大きいのはどちら?

2019年4月10日水曜日

REIT 先進国株式

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内外の株式とREIT(不動産)積立投資の成績と年間リターンのぶれ幅を比較・評価・解説

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過去の指数データを使って国内と外国(日本を除く先進国)の株式およびREIT(不動産投資信託証券)について積立投資の成績と年間リターンのぶれ幅を比較してみました。


過去15年間の毎月1万円積立投資の成果は?

リーマン・ショックを含む過去15年間の毎月1万円の積立投資による成果を確認します。

毎月1万円の積立でも1年では12万円、15年では180万円の元本になります。

15年の積立投資による資産別評価額
15年の積立投資による資産別評価額
過去のデータは将来の成績を保証するものではありません

元本180万円に対して、15年間(2004年4月末~2019年3月末)の積立投資による評価額は、国内株式(約288万円)と国内REIT(約355万円)では国内REITのほうが好成績でした。

先進国株式(約384万円)と先進国REIT(約373万円)では先進国株式が若干優勢でした。

国内と先進国(除く日本)の比較では先進国のほうが好調でした。

上記の試算は、大和証券投資信託委託の「iツール」のドルコスト平均法シミュレーションを利用しています。

過去のデータは将来の運用成績を保証するものではありません。シミュレーションの結果が良好なのはリーマン・ショック後の世界的な金融緩和の恩恵もあり過信は禁物です。


年間リターンのぶれ幅は?

下の図表は、国内と先進国の株式およびREITの年間リターンを示しています。

内外の株式とREIT(不動産投資信託証券)の年間リターン
○は年間リターンの平均値
過去のデータは将来の成績を保証するものではありません
野村アセットマネジメント「投信アシスト」より

2003年3月31日から2019年3月29日までの任意の連続1年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。

REIT(不動産投資信託証券)は株式と債券の中間の性質を持ちミドルリスク・ミドルリターンと言われますが、現実には市場の規模が小さいため投資資金の流出入によって値動きが激しくなる場合があり、ハイリスク・ハイリターンな商品であることがうかがえます。

米国の利上げのペースが緩やかなこともあって直近のREITは堅調な成績ではあるものの、あまり前のめりになりすぎると反落局面が怖い気もしてしまうでしょうか。

上記は過去の指数データに基づくシミュレーションであり、売買手数料、税金等の費用は考慮していません。過去のデータは将来の運用成績を保証するものではありません。




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