実績比較「先進国株式+国内株式」eMAXIS Slimと<購入・換金手数料なし>どちらのシリーズが優勢?

2018年8月25日土曜日

国内株式 先進国株式

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先進国株式インデックスファンドと国内株式インデックスファンドを組み合わせた場合の運用実績を、『eMAXIS Slim 』シリーズと『<購入・換金手数料なし>』シリーズで比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』の組み合わせと、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』の組み合わせです。

今回取り上げた投資信託は、すべて、つみたてNISAの対象商品です。


過去記事の更新
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の出足の成績は?競合する全世界株式投信と比較(EXE-i つみたて、eMAXIS Slim、野村ほか)

eMAXIS Slim 先進国、国内、新興国株式の組み合わせを楽天やEXE-iつみたて等の全世界株式と比較




eMAXIS Slim 先進国株式ほか特徴

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国と組入上位10銘柄
2018年7月末月報より

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年7月末月報より

今回取り上げた投資信託の信託期間はすべて無期限です。


eMAXIS Slim 先進国株式+国内株式ほか成績比較

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドの成績比較表
2018年8月24日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

僅差ではありますが、上記の期間では『<購入・換金手数料なし>』シリーズより『eMAXIS Slim 』シリーズのほうが優勢でした。

『eMAXIS Slim 』シリーズのほうが機敏に信託報酬率の引き下げを実施していたことも一因でしょうね。

近年の信託報酬率の引き下げ実績

先進国株式インデックスファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
2018年1月30日 税抜0.1890% → 税抜0.1095%
2018年7月25日 税抜0.1095% → 税抜0.1090%(※)
※ 純資産総額に応じて500億円以上1,000億円未満の部分は税抜0.1040%、1,000億円以上の部分は税抜0.0990%になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2018年8月21日 税抜0.1890% → 税抜0.1090%

国内株式インデックスファンド

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
2017年11月10日 税抜0.170%→税抜0.159%(※)
※ 純資産総額に応じて500億円以上1,000億円未満の部分は税抜0.154%、1,000億円以上の部分は税抜0.149%になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
2018年2月21日 税抜0.180%→税抜0.159%


まとめ

先進国株式インデックスファンドと国内株式インデックスファンドを組み合わせた場合の運用実績は、『eMAXIS Slim 』シリーズが『<購入・換金手数料なし>』シリーズを僅差で上回っていました。

業界最低水準の運用コストをめざすとうたった『eMAXIS Slim 』シリーズのほうが信託報酬率の引き下げを機動的に行っていることもプラスの要因になったのでしょうね。引き下げの発表は『<購入・換金手数料なし>』シリーズのほうが早かったのに、対抗措置の実施は『eMAXIS Slim 』シリーズのほうが先んじていたということもありました。

もっとも、両者ともにすでに十分に低コストですから、インデックス投資に挑戦するのであれば、あとはコツコツと長期に渡って積立を継続していくだけかもしれませんね。





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