『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』iFree S&P500/NYダウ、楽天・全米株式等と実績比較・評価

2019年8月7日水曜日

米国株式

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『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の特徴と運用実績を競合する米国株式インデックスファンドと比較・評価・解説

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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の特徴と運用実績を競合する米国株式インデックスファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。

比較の対象は『iFree S&P500インデックス』、『iFree NYダウ・インデックス』、『eMAXIS NYダウインデックス』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))です。

『iFree NYダウ・インデックス』を除き、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。




eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか特徴

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)と『iFree S&P500インデックス』(大和投資信託)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税込0.162%、『iFree S&P500インデックス』が税込0.243%です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 組入上位10業種(ソフトウェア・サービス、メディア・娯楽、医薬品・バイオテクノ・ライフ、小売、資本財ほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年6月末月報より

iFree NYダウ・インデックス』(大和投資信託)と『eMAXIS NYダウインデックス』(三菱UFJ国際投信)は、米国を代表する優良30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は『iFree NYダウ・インデックス』が税込0.243%、『eMAXIS NYダウインデックス』が0.648%です。

iFree NYダウ・インデックス 業種別構成比(資本財・サービス、情報技術、金融、一般消費財・サービス、ヘルスケア)と組入上位10銘柄(ボーイング、ユナイテッドヘルス・グループ、ホーム・デポ、マクドナルド、アップルほか)
2019年7月末月報より

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

運用管理費用(年率)は税込0.1596%程度です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比(テクノロジー、金融、消費者サービス、資本財、ヘルスケアほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年5月末現在(同年6月末月報より)

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか運用実績

下記のチャートは、ベンチマークの異なる米国株式インデックスファンド3種の基準価額の推移を『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来の期間(2018年7月3日~2019年8月7日)で比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。貿易摩擦や景気減速懸念などにより株価の変動が激しくなっています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree NYダウ・インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年7月3日~2019年8月7日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『iFree S&P500インデックス』と『eMAXIS NYダウインデックス』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年8月7日現在)。

下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年8月7日の数字です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree S&P500インデックス、iFree NYダウ・インデックス、eMAXIS NYダウインデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの騰落率
2019年8月7日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

一口に米国株式インデックスファンドといっても連動する指数が異なればカバーする銘柄の範囲も違ってきますから、相対的に好調な時期や不調な時期があるものと思われます。

最近、指数の2倍以上の値動きをめざすレバレッジ型も登場しています。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』運用実績をレバレッジ型投信と比較・評価(iFreeレバレッジ S&P500/NASDAQ100、グローバル3倍3分法ファンド)


まとめ

S&P500指数」は「NYダウ」と並んでニュースで株価が報道されているので、インデックスファンドの値動きが分かりやすいのはメリットでしょうか。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』など「S&P500指数」連動型は大型株で構成されていますが、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は中小型株もカバーしています

米国企業の国際競争力や株主重視の姿勢に魅力を感じるなら、米国株式インデックスファンドは有力な選択肢かもしれませんね。

米国株式インデックスファンドの実質コストは下の記事を参考にしてください。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』実質コストや運用実績をiFree S&P500/NYダウや楽天・全米株式と比較・評価 第1期の運用報告書が公表

国際分散投資を重視するなら、先進国株式インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドという選択肢もあります。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』をeMAXIS Slim 先進国株式やニッセイ外国株式等と比較・評価

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を楽天・全世界株式と比較・評価 米国株式と全世界株式に1:1で投資した成績は?

バランスファンドと組み合わせれば、より幅広い資産に分散投資ができます。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と『同 バランス(8資産均等型)』に半分ずつ投資した実績は?




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