『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の特徴と成績をiFree S&P500・NYダウ、楽天・全米株式等と比較

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の特徴と運用実績を競合する米国株式インデックスファンドと比較

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※ 記事を更新しました(2018年12月6日)。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)が2018年7月3日に設定されました。つみたてNISA対象商品です。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の特徴と運用実績を、競合する米国株式インデックスファンドと比較しながら、簡単にまとめてみました。

比較の対象は『iFree S&P500インデックス』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『iFree NYダウ・インデックス』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか特徴

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『iFree S&P500インデックス』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年10月末月報より

iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

実質的な投資対象である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」は、米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,655銘柄を組み入れています(2018年9月末現在)。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年9月末現在(同年10月末月報より)

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか費用

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree S&P500インデックス、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの費用

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』や『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の運用管理費用は、投資対象であるETFの報酬を加味した概算値です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の運用管理費用(信託報酬)は『iFree S&P500インデックス』よりも低廉です。

運用報告書の公表された『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コスト(年率)は0.294%~0.311%(推計)と思いのほか高めでした。

意外と高コスト?『楽天・全世界株式』『楽天・全米株式』運用報告書で実質コストを確認し競合と実績比較

公表された途中経過から実質コストを再計算『楽天・全米株式インデックス・ファンド』iFree S&P500、同 NYダウと比較


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか運用実績

下のグラフは、ベンチマークの異なる米国株式インデックスファンド3種の過去およそ1年2ヵ月間(2017年9月末~2018年11月末)における基準価額の推移を比べたものです(起点の基準価額を1万円に統一)。

iFree S&P500インデックス、iFree NYダウ・インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額の推移
基準価額の推移(月末ベース)
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』や競合も含めた騰落率の比較は下の表の通りです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree S&P500インデックス、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンドの騰落率
2018年12月5日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

一口に米国株式インデックスファンドといっても連動する指数が異なればカバーする銘柄の範囲も違ってきますから、相対的に好調な時期や不調な時期があるものと思われます。

「S&P500指数」(円換算ベース)に連動するインデックスファンド同士の直近の実績比較は下の表の通りです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree S&P500インデックス、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンドの騰落率
2018年12月5日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

上記の期間では『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』が優勢に見えますが、基準価額に反映される為替レートの違いも一因かもしれません。

一般的な投資信託は当日の午前10時ごろの為替レートが適用されますが、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』のようなファンド・オブ・ファンズでは運用拠点のマーケットの為替レート(ほとんどの場合、前営業日の為替レート)が適用されるそうです。

・日興AM「基準価額の算出方法」(PDF)

為替レートの変動が大きかった日は基準価額への影響も無視できないでしょうね。『iFree S&P500インデックス』も2018年11月末の月報によると、外国投資信託が17.1%を占めています。

2018年12月5日の基準価額の前日比は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(-3.85%)、『iFree S&P500インデックス』(-3.83%)、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』(-3.76%)でした。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は2018年7月3日に設定されたばかりですから、しばらくしたらまた改めて運用実績を確認してみます。


まとめ

S&P500指数」は「NYダウ」と並んでニュースで株価が報道されているので、インデックスファンドの値動きが分かりやすいのはメリットでしょうか。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』など「S&P500指数」連動型は大型株で構成されていますが、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は中小型株もカバーしています

米国企業の国際競争力や株主重視の姿勢に魅力を感じるなら、米国株式インデックスファンドは有力な選択肢かもしれませんね。

国際分散投資を重視するなら、先進国株式インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドという選択肢もあります。

『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』をeMAXIS Slim 先進国株式やニッセイ外国株式等と比較

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こぼれ話

2018年12月6日現在、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の販売会社は岩井コスモ証券(インターネット専用)、SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、フィデリティ証券、松井証券マネックス証券楽天証券です。




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