『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』など「S&P500指数」連動型のインデックスファンドと国内株式を中心にしたアクティブファンド『ひふみプラス』を組み合わせた場合の運用実績を確認してみました。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』より運用期間の長い『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』も取り上げています。
米国株式(S&P500)インデックスファンドとひふみプラスの特徴
『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』(ブラックロック)と『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。運用管理費用(信託報酬)は『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』が税抜0.375%程度、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税抜0.088%以内です。
S&P500指数 業種別構成比 2019年11月末現在 |
アクティブ運用の『ひふみプラス』(レオス・キャピタルワークス)は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。
2019年11月末現在、238銘柄を組み入れています。
運用管理費用(年率)は純資産総額500億円までは税抜0.98%、500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%です。2019年12月23日時点の純資産総額(5,675.42億円)にもとづいて計算すると、およそ税抜0.806%です。
ひふみプラス 業種別構成比 2019年11月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は、すべて無期限です。
米国株式(S&P500)インデックスファンドとひふみプラスの成績
下のチャートは『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』設定来6年4ヵ月弱の基準価額の推移(2013年9月3日~2019年12月23日)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2013年9月3日~2019年12月23日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月23日現在)。
設定来騰落率は6年4ヵ月弱の数字です。
2019年12月23日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下のチャートは『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来1年6ヵ月弱の基準価額の推移(2018年7月3日~2019年12月23日)です。
起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年7月3日~2019年12月23日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月23日現在)。
設定来騰落率は1年6ヵ月弱の数字です。
2019年12月23日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
国内の中小型株の回復が遅れていることもあり、最近は米国株式インデックスファンドが『ひふみプラス』を上回る成績です。
両者の組み合わせでは、一時停滞していた『ひふみプラス』の不調を米国株式インデックスファンドが補ったとも言えるでしょうか。
・「アクティブファンドがインデックスに勝てない」根拠とは?
上記の記事によれば、国内株式に比べ、米国株式を含む外国株ではアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は高くないどころか、ほとんど勝てていないそうです。
その意味でも米国株式インデックスファンドと国内株式中心のアクティブファンド『ひふみプラス』の相性は悪くないかもしれませんね。
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