全世界株式インデックスファンドをコア、国内中小型株アクティブファンドをサテライトとした場合の運用実績を確認してみました。
組み合わせるのは『eMAXIS 全世界株式インデックス』と『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』です。
投資信託の特徴は?
『eMAXIS 全世界株式インデックス』は、日本を除く世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。同指数は、日本を除く先進国と新興国合せて46ヵ国の大型株と中型株2,174銘柄で構成されています(2018年3月末現在)。
2018年3月末現在 |
eMAXIS 全世界株式インデックス 組入上位10銘柄 2018年3月末現在 |
『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選して投資するアクティブファンドです。
2018年4月13日現在 |
今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。
投資信託の運用実績は?
2018年4月17日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。
『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』の組入比率が10%くらいだと『eMAXIS 全世界株式インデックス』100%とあまり差がつかないかと思いましたが、過去5年だと騰落率が20%近いプラス(+19.31%)になっていますね。
さすがに50%:50%で組みわせると、もはやコア・サテライト戦略とは呼べないかもしれませんが(苦笑)。
より低廉な『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』(2018年3月19日設定)と組み合わせた場合のコストは下の表の通りです。
2018年4月17日現在 |
まとめ
幅広く分散した全世界株式インデックスファンドと、銘柄を厳選した国内中小型株アクティブファンドの組み合わせの相性は意外と悪くないかもしれませんね。ただし、よく言われるように事前に運用成績の良いアクティブファンドを選ぶのは困難です。
これまではリーマンショック後の世界的な金融緩和やアベノミクスの恩恵もあり『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』は極めて良好な成績でした。
ですが、金融政策の正常化に向かうこれからは逆風が吹くこともあるでしょうね。時価総額の小さい中小型株は発行株式数が少なく流動性も低いため、良くも悪くも値動きが大きくなりがちです。
あまり前のめりになりすぎると足をすくわれかねない危うさも感じます。
・全世界株式インデックスファンドをコア、『ひふみプラス』をサテライトとした場合の運用実績は?
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