つみたてNISA対象ファンド比較『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』特徴と成績は?

楽天・全米株式インデックス・ファンドを先進国株式インデックスファンドと比較・評価・解説

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※ 記事を更新しました(2019年1月27日)。

米国の大型株から小型株まで幅広くカバーする『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の特徴と運用実績を先進国株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。

両者とも、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAについては金融庁のリーフレット(PDF)や「つみたてNISA早わかりガイドブック」(PDF)がわかりやすいです。


楽天・全米株式とeMAXIS Slim 先進国株式の特徴

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄
2018年11月末現在(同年12月末月報より)

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国の大型株と中型株で構成されています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国・地域
2018年12月末月報より

今回、取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間は、どちらも無期限です。


楽天・全米株式とeMAXIS Slim 先進国株式の費用

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。どちらも購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。

楽天・全米株式インデックス・ファンド
年0.16960%(税込)程度

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
年0.11772%(税込)

初回の運用報告書では『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コストは年0.3%前後と高めに出ています。

2018年10月5日付で楽天投信投資顧問が「運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容について」という文書を公開し、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』等の費用明細のうち売買委託手数料の金額が相対的に大きめだった理由について解説しています。

ファンドの新規設定に伴う純資産総額の急拡大が一因であり、資産規模が大きくなったことにより割高な状況は徐々に改善されていく見込みだそうです。

公表された途中経過から実質コストを再計算『楽天・全米株式インデックス・ファンド』iFree S&P500、同 NYダウと比較

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の実質コストは年0.2%弱です。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コストと運用実績をeMAXIS Slimと比較


楽天・全米株式とeMAXIS Slim 先進国株式の運用実績

後発の『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来(2017年9月29日~2019年1月25日)で比べた基準価額の推移は下記の通りです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

楽天・全米株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移
基準価額の推移
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

下の表は両者の基準価額の騰落率を比べたものです(2019年1月25日現在)。

楽天・全米株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年1月25日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

調整を余儀なくされていた株式市場は、直近は反発しています。


まとめ

米国のみを対象にした『楽天・全米株式インデックス・ファンド』に対し、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は主要先進国22ヵ国をカバーしています。

その一方で『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は大型株から小型株まで網羅しており、銘柄数は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の約2.75倍にもなります。

国際的な競争力を持つ米国企業への期待感は大きいのか、後発の『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(2017年9月29日設定)の純資産総額が『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(2017年2月27日設定)を追い抜いています。

米中貿易摩擦に対する警戒感から、株式市場の先行きは不透明になっています。対中貿易赤字が高付加価値分野でも米国の雇用を失わせたとの指摘もあり、問題の解決には時間がかかりそうです。

景気後退を懸念する声もあり株式市場の乱高下が続く可能性もあります。将来の予測は困難ですから、あまり一喜一憂せず、つみたてNISA等でコツコツと積み立てを継続していくのがいいのかもしれませんね。

出典:みずほ総合研究所「米中貿易摩擦は日本経済に どのような影響を及ぼすか」2Pより
https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170406.pdf

・みずほ総合研究所「米中貿易摩擦は日本経済に どのような影響を及ぼすか」(PDF)

つみたてNISA対象ファンド比較『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』特徴と成績は?




こぼれ話


2019年12月25日現在、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の販売会社は岩井コスモ証券、HS証券、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、立花証券(ネットトレード ストックハウス)、栃木銀行、フィデリティ証券、松井証券マネックス証券楽天証券です。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の販売会社は岩井コスモ証券(インターネット専用)、SMBC日興証券(ダイレクトコース専用)、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、ジャパンネット銀行、フィデリティ証券、松井証券マネックス証券楽天証券です。




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