2019年1月24日現在、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(2017年9月29日設定)の純資産総額は814.04億円に達していて、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(2017年2月27日設定)の812.63億円を追い抜いています。
人気インデックスファンドである両者の積立投資の成績を比較してみました。
どちらも、つみたてNISA対象商品です。つみたてNISAについては金融庁のリーフレット(PDF)や「つみたてNISA早わかりガイドブック」(PDF)がわかりやすいです。
楽天・全米株式とスリム先進国株式の特徴
『楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。ベンチマークの指数は米国の大型株から小型株まで3,513銘柄を組み入れています(2019年12月末現在)。
運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。
CRSP USトータル・マーケット・インデックス 業種別構成比 2019年12月末現在 |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
ベンチマークの指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国の大型株と中型株1,322銘柄を組み入れています(2019年12月末現在)。
運用管理費用(年率)は税込0.10615%以内です。
MSCIコクサイ インデックス 業種別構成比と国・地域別構成比 2019年12月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを軽減するための為替ヘッジを行いません。信託期間は、どちらも無期限です。
楽天・全米株式とスリム先進国株式の積立投資の成績
つみたてNISAのスタートした2018年1月から毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。2018年1月~
過去の実績は将来を保証するものではありません |
つみたてNISAのスタートした2018年1月から2年強の積立投資(毎月1万円)の評価額は、2020年1月24日現在、25万円の投資額に対して以下の通りです。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
296,202円(+18.48%)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
290,397円(+16.16%)
2019年1月から積み立て始めた場合の成績は下記のようになります。
2019年1月~
過去の実績は将来を保証するものではありません |
2019年1月から1年強の積立投資(毎月1万円)の評価額は、2020年1月24日現在、13万円の投資額に対して以下の通りです。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
150,854円(+16.04%)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
149,108円(+14.70%)
現在は好調な成績ですが、資産運用に山や谷はつきものですよね。
積立投資の場合、基準価額が下がっているときは、より多くの口数を購入するチャンスでもありますが、冷静な判断力を保つためには預貯金など安全資産と生活防衛資金の備えも忘れないようにしたいです。
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」 4ページより http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/pdf/tsumitate_guidebook.pdf |
・資産「2000万円」づくり 手堅い投信の長期積み立て(NIKKEI STYLE マネー研究所)
・積立投資を学ぶ(大和投資信託)
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『楽天・全米株式インデックス・ファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の組入銘柄、実質コスト、基準価額の推移、騰落率については下の記事をご覧ください。・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』つみたてNISA対象ファンド比較・評価
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