『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』設定から約1年 実績をニッセイ、三井住友、ひふみプラス、ジェイリバイブ2と比較

2018年3月3日土曜日

ジェイリバイブ ひふみ 国内株式

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※ 記事を更新しました(2018年6月27日)。

最低水準の運用コストをうたう『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』(2017年2月27日設定)の運用開始から1年以上が経過しました。実績をライバルと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS TOPIXインデックス』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』、『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』、『ひふみプラス』、『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)』です。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)ほか特徴

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』、『eMAXIS TOPIXインデックス』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』、『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』は、東証一部上場の全銘柄を対象にしたTOPIX(東証株価指数)に連動する投資成果をめざします

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資するアクティブファンドです。

直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。外貨建資産は原則として為替ヘッジは行いません。

ひふみプラス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年5月末月報より

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に投資するアクティブファンドです。

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型) 業種別組入比率と組入上位10銘柄
2018年6月22日週報より

今回取り上げたファンドの信託期間は無期限です。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)ほか費用

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS TOPIXインデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド、ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)の運用実績

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


ひふみプラス』の運用管理費用(年率)は純資産総額500億円までは税抜0.98%、500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%です。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)ほか運用実績

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS TOPIXインデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド、ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)の運用実績
2018年6月26日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、既存の『eMAXIS TOPIXインデックス』より運用実績が向上しています

『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』や『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』とほぼ同水準の成績です。

過去1年の騰落率では、アクティブファンドの『ひふみプラス』や『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)』に対しては劣後しています。

過去6ヵ月の騰落率では『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)』は特に落ち込みが大きく、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』をはじめとするインデックスファンドを下回っています。

・SBIアセットマネジメント「スタイル別にみる直近の状況について 」(PDF)

『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)』は、割安株中心の構成が現在は裏目に出たということのようです。銘柄を絞り込んだアクティブ運用では好不調の波が大きくなりやすいのかもしれないですね。

まとめ

ポートフォリオのリターンとリスク比較
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません
野村アセットマネジメント「投信アシスタント」より

上の表は、国内株式(TOPIX)、外国(先進国)株式、両者を50%ずつという3つのポートフォリオのリターン(投資収益率)とリスク(投資収益率のぶれ)を比較したものです。

国内株式と外国株式を組み合わせた3番目のポートフォリオは、リスクを抑制しつつ一定のリターンを確保しています。国内株式と比較するなら、リターンは向上しているのにリスクはむしろ下がっています。

もちろん過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありませんが、やはり国内外の資産に分散したバランスの取れたポートフォリオを意識したほうが多少なりとも安心感はあるでしょうか。

預貯金や個人向け国債等の安全資産を保持するなど、背伸びをしすぎないほうが投資を続けやすいのでは、とも思います。

年間リターン比較
○は年間リターンの平均値
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません
野村アセットマネジメント「投信アシスタント」より

『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』設定から約1年 実績をニッセイ、たわら、楽天・全世界株式、全米株式と比較






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