最低水準の運用コストをうたう『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(2017年2月27日設定)の運用開始から約1年が経過しました。実績をライバルと比較してみました。
比較の対象は『eMAXIS 先進国株式インデックス』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。
投資信託の特徴は?
組入上位10業種と組入上位10ヵ国 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 2018年1月末月報より |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』ほか一般的な先進国株式インデックスファンドのベンチマークは、「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算)です。
同指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,328銘柄で構成されています(2018年1月末現在)。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位15銘柄 2018年1月末現在 |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることをめざして、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
投資対象指数は先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。
投資対象指数に連動する『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』が実質的な投資先です。
2018年1月末現在、同ETFは日本を含めた世界各国の大型株、中型株、小型株、合わせて8,005銘柄に投資しています。
2018年1月末現在 |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の動きをとらえることをめざして、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
投資対象指数は米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーしています。
投資対象指数に連動する『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』が実質的な投資先です。
2018年1月末現在、同ETFは米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,637銘柄に投資しています。
2018年1月末現在 |
今回取り上げたファンドは、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
投資信託の運用実績は?
2018年3月2日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、既存の『eMAXIS 先進国株式インデックス』より運用実績が向上しています。
資産規模の小さい初期は運用が不安定になりがちと言われていますが、既存の投資信託とマザーファンドを共有していることもあってか、ライバルとそん色のない成績になっています。
今回取り上げた投資信託は、すべてノーロード(購入時手数料なし)で、解約時の信託財産留保額もありません。
まとめ
直近の過去3ヵ月の騰落率は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』も、ライバルも赤字(マイナス)になっています。低迷が続くと、途中で運用を投げ出したくなることもあるかもしれませんね。しかしながら、市場が不調で基準価額が下がっている時こそ安く買うチャンスでもあります。
日本経済の将来に対しては悲観しがちでも、国際貿易の進展や世界経済の成長を疑う人は少ないですよね。山や谷はあっても、世界に幅広く分散して長期目線で投資したいですね。
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません 出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」1ページ http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html |
・『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』設定から約1年 実績をニッセイ、三井住友、ひふみプラス、ジェイリバイブ2と比較
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