増配企業に着目『SMT 日米インデックスバランス・オープン』をスゴ6や世界経済インデックスファンド等と比較

2017年3月8日水曜日

8資産均等型 SBI資産設計(スゴ6) SMTインデックスバランス バランス 世界経済インデックスファンド 配当貴族

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 増配企業に着目『SMT 日米インデックスバランス・オープン』の特徴と運用成績は?

※ 記事のデータを更新しました(2017年11月9日)。

国内および米国の株式、債券および不動産投資信託証券(REIT)に分散投資する『SMT 日米インデックスバランス・オープン』が2017年2月27日に設定されました。

同じ三井住友トラスト・アセットマネジメントのバランスファンド『SBI資産設計オープン(資産成長型)』(愛称:スゴ6)と特徴を比較してみたいと思います。

また、『SMT インデックスバランス・オープン』や『世界経済インデックスファンド』、『eMAXIS バランス(8資産均等型)』といった他のバランスファンドとも運用成績をくらべてみました。

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SMT 日米インデックスバランス・オープン特徴

『SMT 日米インデックスバランス・オープン』と『SBI資産設計オープン(資産成長型)』資産別基本組入比率とインデックス一覧

SMT 日米インデックスバランス・オープン』と『SBI資産設計オープン(資産成長型)』は株式、債券、REITの基本組入比率は共通です。

前者が日本とアメリカの資産で構成されているのに対して、後者は日本と日本を除く先進国の資産を中心に構成されています。

『SMT 日米インデックスバランス・オープン』の株式部分は、連続増配企業に着目した配当貴族指数に連動した投資成果を目指しています。

同指数に連動するインデックスファンドの販売用資料(PDF)によれば、連続増配企業の魅力として「長期にわたり増配を続ける高い成長力」と「利益を効率的に生み出す力」があげられています。

「市場平均を上回る投資成果」と「市場下落時には、インカムの積み上げによる運用収益の下支え効果」が期待できるとしています。

SMT 日米インデックスバランス・オープンほか成績

SMT 日米インデックスバランス・オープン、SBI資産設計オープン(資産成長型)、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン、SMT TOPIXインデックス・オープン、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、SMT グローバル株式インデックス・オープン、SMT インデックスバランス・オープン、世界経済インデックスファンド、eMAXIS バランス(8資産均等型)成績比較表
2017年11月8日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

『SMT 日米インデックスバランス・オープン』の成績は、比較的短期間の比較ではありますが、『SBI資産設計オープン(資産成長型)』と比べるとやや見劣りするものになっています。

『SMT 日米インデックスバランス・オープン』の株式部分とマザーファンドを共有する『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』や『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の成績は、一般的な指数を採用する『SMT TOPIXインデックス・オープン』や『SMT グローバル株式インデックス・オープン』に劣後しています。

配当貴族指数に対する投資が期待ほど報われていないようです。今のように株式市場が好調な時よりも、逆風が吹いている時に配当を武器に底力を発揮するタイプなのでしょうか。

過去8カ月の騰落率はバランスファンドに対しては以下のような成績順でした。

世界経済IF > SMTインデックスバランス > eMAXIS 8資産 > SBI資産設計 > SMT日米

SMT インデックスバランス・オープン』や『世界経済インデックスファンド』、『eMAXIS バランス(8資産均等型)』といった他のバランスファンドに対しても、『SMT 日米インデックスバランス・オープン』は劣勢です。

まとめ

『SMT 日米インデックスバランス・オープン』は、株式部分はニュースで日常的に接する日経平均株価やNYダウ平均株価をベンチマークにしたほうが親しみやすかった気もします。とはいえ、日本とアメリカに投資するというコンセプトは明快で面白いですよね。

配当貴族指数を利用したファンドは日米ともに銘柄数を50銘柄程度に絞り込んでいます。約2,000銘柄の東証株価指数(TOPIX)や、1,300銘柄以上の先進国株価指数(MSCIコクサイ)を採用したファンドにくらべ、分散の度合いの低さから運用成績が安定しにくいのでは、といった懸念もあるかもしれませんね。

配当貴族指数は過去の成績では市場平均を上回っているそうですが、過去の実績が必ずしもファンドの将来の運用成績を保証してくれるわけではないのが難しいところですね。




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