『eMAXIS バランス(8資産均等型)』と『iFree 8資産バランス』投資信託のコストと成績比較

2016年9月14日水曜日

8資産均等型

t f B! P L
『eMAXIS バランス(8資産均等型)』と『iFree 8資産バランス』コストと成績比較

※ 記事を更新しました(2017年12月22日)。

資産配分

eMAXIS バランス(8資産均等型)』と『iFree 8資産バランス』を簡単に比較してみたいと思います。どちらも日本を含む世界各国の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に幅広く分散投資を行っていて、各資産の配分比率は均等になっています。

8資産均等型
8資産均等型

コスト

eMAXIS バランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、iFree 8資産バランスのコスト比較
2017年12月21日現在

信託報酬(運用管理費用)は投資信託を保有中に継続的にかかる費用で、信託財産留保額は解約時にかかる費用です。

コストに関しては『eMAXIS バランス(8資産均等型)』より後発の『iFree 8資産バランス』が有利でした。

しかしながら、その後、業界最低水準の運用コストをめざすことをうたった『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』が登場しています。

『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』も『iFree 8資産バランス』も信託報酬の引き下げを実施した結果、上の表のような水準になっています。

実質コストは下記の通りです。

eMAXIS バランス(8資産均等型)とiFree 8資産バランスの実質コスト

『iFree 8資産バランス』は、信託報酬以外に、その他費用のうちの保管費用が特にかさんでいます。

ベンチマーク

各資産ごとのベンチマークはどちらの投資信託もおおむね共通していますが、唯一違うのが新興国株式です。

『eMAXIS バランス(8資産均等型)』の新興国株式は、多くのインデックスファンドで採用されている「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークにしています。

『iFree 8資産バランス』の新興国株式は、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」をベンチマークにしています。

前者の指数が24ヵ国800銘柄以上で構成されているのに対し、後者は13ヵ国約350銘柄にしぼられていて厳選されている反面、分散の度合いが低いです(2017年7月末現在)。

これまでの成績

2017年12月21日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

『iFree 8資産バランス』の純資産総額は後発の『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』に抜かれてしまっています。

上記の期間の運用実績では、新興国株式が足を引っ張っているようです。




関連記事
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の純資産総額がiFree 8資産バランスを逆転 両者の成績と実質コストは?
「つみたてNISA」投資信託が多すぎて選べない?バランス投信の4、6、8資産均等型の特徴を比較
NISA iDeCo シンプルに投資信託一本で行くなら 定番のバランス型投信を選ぶ時のポイントは?
バランスファンドの成績は物足りない?トランプ相場前を振り返ってみる NISAにはデメリットも
最近バランスファンドの8資産均等型が世界経済インデックスファンドよりさえない理由は?

楽天Kobo半値になっても儲かる「つみたて投資」【電子書籍】[ 星野泰平 ]
Amazon Kindle臆病な人でもうまくいく投資法 お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話【電子書籍】[ 竹川美奈子 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログのリンク集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
ブログ村 資産運用
資産運用が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング

注目の記事

株高の恩恵は株主以外の幅広い層にも及ぶ?&ポイント運用でお試し投資/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績 新NISAも赤字解消

2024年10月末時点の主要なインデックスファンドと私自身の運用成績 を簡単にまとめています。 また資産運用に関する記事をいくつか紹介しています。

よく読まれている人気記事

QooQ