※ 記事を更新しました(2017年12月22日)。
資産配分
『eMAXIS バランス(8資産均等型)』と『iFree 8資産バランス』を簡単に比較してみたいと思います。どちらも日本を含む世界各国の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に幅広く分散投資を行っていて、各資産の配分比率は均等になっています。8資産均等型 |
コスト
2017年12月21日現在 |
信託報酬(運用管理費用)は投資信託を保有中に継続的にかかる費用で、信託財産留保額は解約時にかかる費用です。
コストに関しては『eMAXIS バランス(8資産均等型)』より後発の『iFree 8資産バランス』が有利でした。
しかしながら、その後、業界最低水準の運用コストをめざすことをうたった『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』が登場しています。
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』も『iFree 8資産バランス』も信託報酬の引き下げを実施した結果、上の表のような水準になっています。
実質コストは下記の通りです。
『iFree 8資産バランス』は、信託報酬以外に、その他費用のうちの保管費用が特にかさんでいます。
ベンチマーク
各資産ごとのベンチマークはどちらの投資信託もおおむね共通していますが、唯一違うのが新興国株式です。『eMAXIS バランス(8資産均等型)』の新興国株式は、多くのインデックスファンドで採用されている「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークにしています。
『iFree 8資産バランス』の新興国株式は、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」をベンチマークにしています。
前者の指数が24ヵ国800銘柄以上で構成されているのに対し、後者は13ヵ国約350銘柄にしぼられていて厳選されている反面、分散の度合いが低いです(2017年7月末現在)。
これまでの成績
2017年12月21日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
『iFree 8資産バランス』の純資産総額は後発の『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』に抜かれてしまっています。
上記の期間の運用実績では、新興国株式が足を引っ張っているようです。
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