米国株か全世界株か?つみたてNISA人気ファンド実績評価
つみたてNISA 月間積立設定件数ランキング(SBI証券)
SBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)のベスト5は下記の通りです(2022年4月1日~同年4月30日)。1位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0938%程度
2位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株・中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
3位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
同 税込0.0968%以内
4位 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株・中型株・小型株)に投資
同 税込0.0938%程度
5位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本を除く先進国の株式(大型株・中型株)に投資
同 税込0.1023%以内
『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』(2021年6月29日設定)は運用開始から日が浅いため、運用実績の比較では同じベンチマークに連動する『楽天・全米株式インデックス・ファンド』を一部代用しています。
運用管理費用(年率)は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のほうが税込0.162%程度と若干割高です。
SBI・V・S&P500、オール・カントリーほか運用実績
下のチャートは『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』設定来2年7ヵ月強の期間(2019年9月26日~2022年5月6日)で基準価額の推移を比べたものです。資産クラスの近いものを先に並び替えています。起点の基準価額を1万円に統一しています。
『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2022年5月6日現在)。
コロナショック時の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字、設定来の騰落率は2年7ヵ月強の数字です。
コロナ禍の大規模な金融緩和の恩恵もあり近年はハイテク株の強い米国株式が好調でしたが、米国はすでに金融政策の正常化に動き出しており、将来の経済情勢の変化も考慮するのであれば幅広い地域に分散した全世界株式インデックスファンドも魅力的かもしれませんね。
・2022 Long-Term Capital Market Assumptions 長期見通し(円ベース)(PDF/J.P.モルガン)
下記はJ.P.モルガンの予測する円換算ベース(為替ヘッジなし)の期待リターン(幾何平均)と年率ボラティリティです。
米国大型株式 2.4%(18.97%)
米国小型株式 2.7%(23.43%)
世界株式 3.3%(19.24%)
先進国株式 3.1%(19.17%)
新興国株式 5.2%(22.65%)
予測が実際に当たるかはわかりませんが、こうした見方もあるというのは興味深いですよね。
資産運用に好不調の波はつきものですから、冷静な判断力を維持するためには預貯金等の安全資産や生活防衛資金の備えも大事ですよね。
・株は何割?初心者でもできる「資産配分」計算式:ポートフォリオの作り方(楽天証券トウシル)
・子どもが生まれて「貯める」だけでいいの? 投資? 必要なのは「リスク」の理解(ベネッセ)
ネット証券の投信積立ランキングでもインデックスファンド優勢に
投資対象の厳選されたつみたてNISAばかりでなく、ネット証券大手3社の投信積立契約件数ランキングでもオーソドックスなインデックスファンドが優勢になっているようです。・「SBI・V」が「eMAXIS Slim」を追うシリーズに浮上=ネット証券の投信積立契約件数ランキング22年4月(モーニングスター)
今回のランキングで「ひふみプラス」がトップ10から姿を消したこともあって、ネット証券の投信積立契約件数ランキングは、インデックスファンドの争いになってきた。しかも、「レバレッジ型」や「テーマ型インデックス」も姿を消し、いわゆる伝統的な外国株式インデックスを対象としたインデックスファンドばかりになっている。
折しも、米国では金融政策決定会合で2回連続して政策金利が引き上げられ、米国株式インデックスが軟調な展開になってきている。今後も米国の利上げは継続される見通しであり、米国株価の先行きに弱気な見方も出てき始めた。この市場の気迷い感が、「オーソドックスなインデックスファンドによる積立」を選好させる結果になっているという見方もできるだろう。
売りたくなったときの耐え方とは
インデックスファンド等の値動き
・2022年5月FOMCレビュー~0.75%の利上げには慎重姿勢(三井住友DSAM)
●予想通り0.50%の利上げを決定、声明で新たに中国リスクを追記し、インフレ注視の姿勢を明示。
●バランスシート縮小の決定も予想通り、ただし0.75%の利上げは積極的に議論されていない模様。
●FRBによるインフレ抑制への期待は、市場で形成が不十分、当面は経済指標を見極める展開か。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、リスク要因として中国のロックダウンが供給網(サプライチェーン)の混乱を悪化させる可能性について言及があったとのこと。
・コロナ感染再拡大で高まる中国リスク(PDF/野村AM)
中国景気の下振れは日米企業の業績に影を落とします。過去にも中国製造業PMIが50を下回り、中国景気が悪化した局面では、S&P500種株価指数やTOPIX(東証株価指数)の12ヵ月先予想EPS(1株当たり利益)の伸び鈍化や減少につながった経緯があります
先行きの不透明感は依然として根強いものの、思い通りにならないことであれこれ悩むより、積立の途中なら目標とする資産配分までリスク資産を積み上げていく。目標とする資産配分に達したのなら定期的にリバランスしてリスク水準を一定に保つ。
自分でコントロールできることに取り組んだら、後は時間が解決してくるのを待つ。そのくらいの開き直りも長期運用には必要かもしれないですね。
売りたくなったときの耐え方とは
・思わず売りたくなる!耐え方は? ほったらかし投資家に聞く(ベネッセ)途中でやめたり、ちょこちょこ売って利益を取るのは、短期売買をやっているのと同じ。インデックス投資は、途中で果実を取らない代わりに、遠い未来に大きな収穫を得る投資法です。そういう意味で、インデックス投資家の仕事は「売りたくなった時にガマンすること」と言っても過言ではありません。
筆者である水瀬ケンイチさんは売却を踏みとどまる方法として 1.NYダウ平均の長期チャートを見る、2.寝る、3.投資を始めたきっかけを思い出す、4.子どもの幸せを考えるという4つの提案をされています。詳細はベネッセの記事をご覧ください。
楽天・全世界株式/楽天・全米株式 設定来のチャート
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来の基準価額の推移(2017年9月29日~2022年5月6日)は下記の通りです。・【毎週更新】『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(3地域均等型)(除く日本)、8資産均等型バランス等と比較・評価
・【毎週更新】『楽天・全米株式インデックス・ファンド』楽天・米国高配当株式、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFree NYダウ、iFreeNEXT NASDAQ100/FANG+、SMT 米国株配当貴族と比較・評価
ふるさと納税
ふるさと納税制度
総務省の「よくわかる!ふるさと納税」によれば、ふるさと納税制度は「生まれ育ったふるさとに貢献できる制度」、「自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度」として創設されたそうです。都道府県、市区町村への「寄附」であり、原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が所得税や住民税の控除の対象になります。寄附金は地域の取り組みに活用され(活用事例)、多くの自治体が寄附のお礼として地域の名産品などを送っています。
楽天市場で人気のふるさと納税
千葉県 南房総市南房総市宿泊感謝券
三重県 鳥羽市
宿泊観光周遊券
群馬県 みなかみ町
ミナカミハートチケット
ふるさと納税を活用すれば「10,000円の寄附をして、8,000円の控除」というように実質2,000円の負担で地域に貢献でき、お礼の品を受け取ることができます。
ふるさと納税で控除(還付)される金額の上限は年収や家族構成によって異なります。総務省のWEBサイトでは、給与収入と家族構成、寄附金額を入力して、寄附金控除額を試算するエクセルのシートも用意されています。
・全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安(総務省)
制度の詳細は総務省の「よくわかる!ふるさと納税」等で確認をお願いします。
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