金利上昇でも米国の株高を牽引してきたグロース株の下落は続かない?/ iDeCo・つみたてNISAの評価額と米国株式(S&P500)、先進国株式、オール・カントリー等の実績

2022年2月6日日曜日

iDeCo・つみたてNISA運用実績

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iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。

また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『同 先進国株式インデックス』・『同 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

8資産均等型


iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益

iDeCo・つみたてNISAの成績

前週末比は米国株式インデックスファンド+3.10%、先進国株式インデックスファンド+2.85%、新興国株式インデックスファンド+1.33%です(参照「不透明感は根強いが将来に向けた種まきのチャンス?」)。

その結果、前週末比の評価額iDeCo+101,012円、積立(33,333円)のあったつみたてNISA+97,980円(積立分なし+64,647円)でした。

昨年はiDeCoの手数料を節約するのに掛金を12月にまとめて拠出することにしていたのですが、リバランスも兼ねてリスク資産を積み増していこうと考えている今年は毎月拠出に戻そうと思っています。iDeCoは変更手続きに書面が必要で時間もかかるのがネックですね。早く改善してほしいです。

iDeCo手続き、21年後半までに電子化 拠出額変更など(日本経済新聞)


米国株式・全世界株式等の実績 金利上昇で株価の下落は続くか?

米国株式・先進国株式・全世界株式等のチャートと騰落率

下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2019年2月5日~2022年2月4日)です。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基準価額の推移(チャート)

各投信の騰落率は下の表の通りです(2022年2月4日現在)。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の騰落率

コロナショック時の下落率は米国株式、先進国株式、全世界株式は2020年2月21日~同年3月24日の数字、新興国株式は2020年1月20日~同年3月24日の数字、バランスは2020年2月21日~同年3月19日の数字です。

米国株式、先進国株式、全世界株式の積立投資の成績は下の記事を参考にしてください。

NISA人気投信ベスト5の積立投資の評価額 米国株(S&P500)、先進国株、オール・カントリーほか【楽天証券】

金利上昇でも米国の株高を牽引してきたグロース株の下落は続かない?

金利上昇とグロース株の関連性~金利上昇で株価が下落すると一概に言えない~(日興AM)

市場では、金利上昇が起きると、金利と株式益利回り(PERの逆数、1株当たり利益÷株価)との差が、PERが高いほど(分母の株価が大きいほど)拡がり、グロース株の投資魅力が低下した、と受け止められているようです。

しかし、金利上昇の主な要因が物価上昇とみられる中では、製品の値上げなどにより、企業の1株当たり利益(前述の分子)の成長が期待される場合、益利回りが上昇する可能性も考えられます。

<中略>足元、米国で起きているインフレ圧力の高まりは、景気回復を背景とした良いインフレとみられることから、今後、稼ぐ力が強く、高い成長率が見込まれるグロース株への見直し買いが期待されます。

長期金利と株価指数の推移、金利上昇時の株価指数の騰落割合

日興アセットマネジメントによれば、2009年3月~2021年12月の月次データ(153ヵ月)をもとに金利上昇月(米国:83回)の株価を調べたところ7割以上の確率(株価↑62回/金利↑83回)で株価(S&P500指数)が上昇していたとのこと。グロース株(NASDAQ総合指数)でもほぼ同様の傾向で、金利上昇時に株価の下落が続くとは一概には言えないようです。

過去の経験則通りになるかは未知数ではあるものの(金利上昇ペースや金利の水準にも左右されそうです)、経済成長の恩恵を取り逃がさないよう気長に市場に居続けることができればと思っています。

逆風下の米国グロース株 長期金利から業績を重視する展開へのシフトが待たれる(三井住友DSAM)

調整色を強めるグロース株ですが、企業がクラウドを積極的に活用し付加価値を創造するなど、ビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)化が急速に進む状況に変化はありません。今後もその恩恵を受けるグロース株の業績拡大が期待され、株価パフォーマンスの好転も見込まれます。逆風下だからこそ、次の展開に備え業績に注目しておくことが重要だと考えられます。

マーケットが不安定だと悲観的になりがちですが、中長期の目線も忘れないようにしたいですね。



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