iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を確認しています。
SBI証券のつみたてNISAランキングと人気投信の積立投資の成績も簡単にまとめています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+2.32%、先進国株式インデックスファンド+2.32%、新興国株式インデックスファンド+1.21%です(参照「米国の利上げで株価は下落するか」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+77,940円、つみたてNISAは+51,252円でした。
コロナウイルスの新たな変異株の流行や米国の金融政策正常化への警戒感から株価の乱高下が続いています。
中国不動産大手の経営危機の影響も気になるところでしょうか。
・中国恒大に初のデフォルト認定、フィッチが「一部債務不履行」に(ブルームバーグ)
・中国が預⾦準備率を引き下げ~⾦融緩和とともに不動産規制も緩和される可能性~(PDF/大和AM)
⾜元の中国経済指標は低迷しているものが多く、景気モメンタムは弱い状況にあります【図表2】。資産バブルを警戒する当局が景気対策に出遅れ、景気が下振れするリスクも⾼まっていました。そのため、中銀の⾦融緩和姿勢の強化は市場に安⼼感を与えると考えます。
当局が事態の収拾に動き出したことを歓迎する向きもあれば、海外の投資家は大幅な債権放棄を迫られるのではないかと懐疑的な見方もあるようです。厳しい交渉になることが予想され、中国の成長鈍化や企業への統制強化など懸念される中、チャイナリスクの認識が高まることも考えられます。
とはいえ楽観的なシナリオも悲観的なシナリオもそれが本当に実現するかは未知数な以上、余力を残しながら、いつも通り積立や運用を続けるのが堅実でしょうね。
SBI・V・S&P500ほかSBI証券つみたてNISA人気ファンド実績評価
つみたてNISA 月間積立設定件数ランキング(SBI証券)
SBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)のベスト5は下記の通りです(2021年11月1日~同年11月30日)。1位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
米国の株式(大型株)に投資
運用管理費用(年率)税込0.0938%程度
2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国の株式(大型株)に投資
同 税込0.0968%以内
3位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む世界の株式(大型株・中型株)に投資
同 税込0.1144%以内
4位 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
米国の株式(大型株・中型株・小型株)に投資
同 税込0.0938%程度
5位 SBI・全世界株式インデックス・ファンド
日本を含む世界の株式(大型株・中型株・小型株)に投資
同 税込0.1102%程度
『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』は2021年6月29日に設定されたばかりのため、積立投資の成績は同じベンチマークに連動する『楽天・全米株式インデックス・ファンド』を代用しています。
運用管理費用(年率)は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のほうが税込0.162%程度と若干割高です。
米国株式・全世界株式の積立投資(月1万円)の評価額
毎月1日を積立日に設定しています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。下のチャートは毎月1万円ずつ積み立てた場合の投資額(元本)と評価額の推移(2020年1月7日~2021年12月10日)を示しています。資産クラスの近いものを先に並び替えています。
各年月の投資額と評価額は約定日の数字ですが、最新月のみ2021年12月10日現在の数字です。
米国株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
全世界株式インデックスファンドの各年月の投資額と評価額の詳細は下の表の通りです。
2020年1月から毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、2021年12月10日現在、24万円の投資額に対して評価額は以下の通りです。
『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』
331,153円(+91,153円/+37.98%)
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』
331,662円(+91,662円/+38.19%)
参考)『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
329,621円(+89,621円/+37.34%)
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』
313,605円(+73,605円/+30.67%)
『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』
311,734円(+71,734円/+29.89%)
コロナ禍の世界的な金融緩和の恩恵もあり、どの投信も優秀な成績です。
中でもハイテク株の強い米国の株式が好調ですが、長期投資で将来の経済情勢の変化も考慮するなら取りこぼしのない全世界株式インデックスファンドによる国際分散投資も堅実な選択肢かもしれませんね。
・危機乗り越える世界株投資 夫婦で4000万円目指す(日本経済新聞)
・米国株か?世界株か?(ピクテ投信)
長期投資を実践するのであれば、経済情勢の変化にも目を配る必要がある。しかし、10年を超える予測というものはほとんど当てにならないうえ、さらにバブルの「形成」と「崩壊」を見分けるのも至難の業だ。このため、はじめから決め打ちせず、先進国株と新興国株を含めた「世界株」に分散投資を行い、いずれ遭遇するであろうバブルの「形成」と「崩壊」に備えることが長期投資にとって重要ではなかろうか?
1970年代と1980年代、ほかの地域を圧倒するパフォーマンスだった日本株はその後、低迷を余儀なくされています。2000年代に騰落率がトップだった新興国株式も、2010年代は他地域に見劣りする成績でした。
時代によって、もてはやされる株式市場が入れ替わってきたことがうかがえます。
おすすめ記事
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』とバランスファンドとの比較は下の記事を参考にしてください。・全世界株式(オール・カントリー)をバランス(株式重視・均等・債券重視)と比較・評価 リバランスが難しいならバランスファンドもあり?
国内株式、先進国株式、新興国株式の積立投資の成績(2018年1月~)は下の記事を参考にしてください。
・【インデックス投資】 国内株式・先進国株式・新興国株式をつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?
【Amazon】忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術【電子書籍】[ カン・チュンド ]
【楽天Kobo】“税金ゼロ”の資産運用革命 つみたてNISA、イデコで超効率投資【電子書籍】[ 田村正之 ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿